カトレア
画・江嵜 健一郎
待望のカトレアの鉢植えが手元に届いた。とりあえず
あり合わせの色鉛筆でスケッチした。実物の花は
こんな安っぽい色でない。蘭の女王の異名を持つだけ
色に艶があり、かつ深みがある。香りがまたいい。
カトレアは一度は描いてみたいと思っていた花だった。
改めて身近に花と対面して見て正直圧倒された。
1月最後の日本画教室が29日にある。猪熊佳子先生にまずは
構図など含めてご指導うけることにしているが楽しみである。
今年も予定どうりなら9月末に神戸市高齢者美術作品展が
開かれる。三宮にある花屋さんで予約した時
入荷は春先になると聞いていたので正直ほっとしている。
いくらになりますかと聞いたら1万ですという。結構するなと
思ったがその場で予約した。入荷したとの電話口で恥ずかし
がらずにまけてもらえませんかと聞くと「だめです」の
ひとこと。あと言葉を続けて「6輪あります。立派ですよ。」と。
カトレアに会いたくて、取るものとりあえずその日の午後一番で
お店に出かけた。
注文の品はお店の正面の棚に鎮座していた。うん、これなら、
と納得した。
カトレアの花言葉をヤフーのブログで調べた。「優美な貴婦人」、
「世熟した大人の魅力」、「魔力」などと出ていた。
花の魅力に負けない絵を何としても描いてみたい。花の絵を
描いているといつも元気をもらえる。(了)