黄色い線で囲んだところに違和感がある
このところセミナーに参加するのが多くてブログを書く時間を削っていました。
(^o^)
カルテが手元にないので、期日は明確ではありませんが、多分3~4か月は経っていたと思います。
その方が先日来られたときに、
「骨折は治ったと言われたのに、まだ違和感があります」と訴えていました。
これは骨折によって筋肉や腱がズレたままになっているので、「多分、鍼で取れるだろう」と鍼をしました。
刺鍼してすぐに抜針です。
理由は、刺鍼するだけでたいていは「ズレ」が治るからです。(鍼の利点)
そして、「どうですか?」と聞いたら、
「えっ?これだけ?」という顔をしていましたが、立ち上がって足踏みして、「あ、あ、」と声を出していました。
それから、「あ、治ったみたいです。こうしても痛みは出ません」と足を踏み込んで見せながら笑っていました。
鍼灸師にすれば簡単な治療になると思いますが、患者さんとしては毎日が苦痛だったと思います。
「こういう仕事だけだったら楽なんだけどなー」と考えずにはいられませんでした。
あはははは、
参考のために「骨折後遺症」について書いておきます。
- 骨折部の痛みやしびれ: 骨折が治っても痛みやしびれが残ることがあります。原因は関節内骨折で外傷性変形性関節症を併発したり、皮神経を損傷したりすることが考えられます。痛みの原因はケースバイケースです。
- 関節の動きが悪くなる: 骨折線が関節面にまで及ぶと、関節の表面に段差ができてしまいます。関節内骨折の可能性が高く、膝、足首、肩、肘、手首などの骨折では関節可動域制限が残りやすいです。
- 骨の変形: 骨折部が変形すると、手足の使い勝手が悪くなる可能性があります。外から骨の膨らみが分かることもあります。
- 骨がつかない: 骨折が治らずに骨がつかないケースもあります。遷延癒合や偽関節が該当します。
- 脚が短くなった: 骨折部が粉砕していると、脚が短くなることがあります。1cm以上骨が短くなると歩容((正常歩行と異常歩行)が悪くなります。
骨折後に残る後遺症は、個人差がありますので、主治医と相談して適切な対応をしてください。