「11月の米FOMC会合で政策金利据え置きの観測が出て来た。21日、債券が売られ長期金利が上昇した。7月来最高の一時、4.2%を付けた。ドル指数が103.96%へ上昇した。米労働市場が堅調で予想以上に米国経済は強いとの見方が背景にある。ローガン、ダラス連銀総裁は21日「利下げは慎重なペースで」と21日、講演先で発言した。」と21日、ブルームバーグ電子版が伝えた。21日、ワシントンポスト電子版は「米大統領選挙の投開票日が残り2週間となった。事実上次の米大統領を決めると見られる7つの接戦州でト複数世論調査でトランプ氏優勢の中、ハリス氏との差は2%ポイントなく誤差範囲である。」と伝えた。
2024年は大統領、上院100人の3分の1,2年おきの下院全員の選挙が同時に行われる。上院、下院共和党優勢と伝えられる。
21日、NY市場でダウは42.931ドル、344ドル、0.80%安、S&P500は5,853と16ポイント、0.18%安、ナスダックは18,540と50ポイント、0.27%高出取引を終えた。個別銘柄ではエヌビディアが143.71ドル、4.41%高、AI関連銘柄高をリードした。恐怖指数VIXハ18.37と1.89%上昇。米10年債利回りは4.196%と0.22%上昇。NY外為市場で1ドル=150.69円、0.78%高、1ユーロ=162.98円、0.31%高、1英ポンド=195.65円、0.29%高。対主要通貨で日本円が売られた。NY原油(WTI)はバレル70.02ドル、1.02%高、北海ブレント、同74.09ドル、1.31%高。NY金はオンス2,735.70ドル、0.06%安。ビットコインは6万7,473ドル、2.29%安で取引された。
週末の2日間の出来事としてはハマス・イスラエル戦争ではイスラエルがガザ北部のハマスの金融機関をミサイル攻撃,イランシーア派との資金源を断つ狙いとみられる。イスラエルは米バイデン政権の停戦呼びかけのあとも戦争はエスカレートしていると英BBC,ドイツZDF,フランス2、スペインTVE,豪ABCは伝えた。欧州関連ではウクライナの隣国人口250万人のモルドバで大統領選とモルドバのEU加盟国民投票が実施された。現職のサンドゥ大統領は41%獲得したが多数に届かず11月3日、再選挙が行われる。国民投票は賛成50.08%、反対49.92%と僅差でEU加盟が支持された。選挙前は60%以上の支持が得られると予想されて居た。「30万票がロシアに買収された」とサンドゥ大統領が非難したとスペインTVEが伝えた。フランス2は「イタリアからアルバニアに強制輸送された移民がイタリアの裁判所が「身柄の安全を保障できない」としてイタリアに送り返された。メローニ首相は行き場を失った。」と伝えた。アジア関連では、人民銀行が21日、最優遇金利の0.25%引き下げを発表した。2年物3.10%、住宅ローン金利の指標の5年物金利は3.60%に低下する。利下げ幅は0.1%が慣例だった。一気に0.25%幅下げとなったことで中国の不動産不況の深刻さが改めて浮き彫りになった。インドネシアで新にプラボウォ大統領が就任した。インドネシア議会は同大統領所属党含め与党が80%を占める。強権与党が誕生する。日本は27日投開票の選挙渦中にある。日本の行く先を決める選挙である。日本人の暮らしを少しでも良くする為に具体的に何を実行できる候補者か。特に若者は自らの将来を考え投票してほしい。(了)