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論語と鍼灸 (26) 踏み出せば未来が開ける

2011-05-31 09:46:27 | 論語と鍼灸
冉有が孔子に対して、あなたの学説を嫌うのではありませんが、私には力不足ですと言ったのに対し、孔子はこう答えました。

【力(ちから)足らざる者は中道(ちゅうどう)にして廃(はい)す。今女(いまなんじ)は画(かぎ)れり】
(力の足りない者は、道の途中で脱落していくものだ。今のお前はまだ踏み出しもせずして見限っているのだ)


私が巨針を日本に持ち込んでから、個人講習で教えていた頃があった。
その時の受講生は、講習を受けているときはいいのですが、自分の城に帰ると、「巨針が上手くいかない」と訴える人がいた。
そして、「先生のところの患者さんは、巨針に慣れているから巨針もバンバンできると思いますが、私のところの患者さんは、巨針が始めてなのでそうそう上手くできないのです」という人もいました。

それを聞いてちょっと笑いました。
私のところの患者さんも、「巨針は始めて」からスタートしたからです。

ところが、最近では、巨針の講習を受けてから、自分の足を練習台にして、メキメキ腕を上げる人が出てきました。
また、自分の体に巨針を刺すのは痛いからと、学友の背中を貸してもらって(笑)練習している人もいるようですが、その人もやはり腕を上げています。
メキメキ腕を上げていく人たちの共通点は、とにかくやってみることのようです。
自分の足であろうと、学友の背中であろうと、とにかくやってみる。

どんなに大変に思えることでも、やりもしないうちから「無理だ」と決め付けるのはよくありません。
まずはやってみる。それでダメなら、そのとき考える。
それでいいのではないかと思います。

私のところにいた○野さんという人は、30歳になってから「医学部に行きたい」と言い出し、奈良大学の医学部に進学しました。
先日、「医師の資格試験に合格しました」と連絡をくれました。

彼は頭もいいし、礼儀もあるし志も高い。
そして何よりも挑戦意欲があるし、志が高いので諦めない。
30歳になってから、20代の人たちと並んで医学部に受験するのは、考えただけで容易ではない。

踏み出す前から諦める人も多いのですから。
しかし、踏み出してこそ未来が開けるのです。
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