【君(くん)は臣(しん)を使うに礼を以(も)ってし、臣(しん)は君(くん)に事(つか)えるに忠(ちゅう)を以(も)ってす】
(君主は、臣下を使うにあたっては礼を重んじるようにし、臣下は、君主に仕えるにあたっては忠をつくすようにします)
忠とは、心の中心と書きます。
則ち、真心のことです。
学校のスポーツクラブでは、後輩を呼び捨てにする場合があります。
先輩としての権威を保つためでしょうが、見苦しいものです。
社会人になっても人を呼び捨てにする人がいます。
しかも部下を。
とある市議会の議長を務めていた人に友達がいました。
鍼灸学校の頃です。
渡すお金があったので、「はいこれ」と片手で渡しました。
彼は言いました。
「新城さん、俺は乞食じゃないで、人にお金を渡す時は両手で渡すものなんだ。俺は新城さんのことを、新城なんて呼び捨てしたことはないが、今のお金の渡し方は呼び捨てされているのと同じやで、気ィつけてや」
普段優しかった人だけに、血の気が引く思いをしました。
そんなことがあってから、人を呼び捨てにするようなことをしなくなりましたい。
芸人や俳優さんも呼び捨てにされる場合が多いのですが、あれもどうかと思います。
芸能界は非常に厳しい業界です。
そこで浮き上がってきた人を呼び捨てにするのは感心しません。
スタッフに給料を手渡すときは、必ず両手で渡すようにしています。
すると、スタッフも両手で受け取ります。
些細なことのようですが、こういうのが大切ではないかと考えています。
テレビの恋愛シーンで、相手にプレゼントを渡すときに両手で渡しています。
もし、片手でプレゼントを渡すなら、そのドラマは味気ないものになってしまいます。
患者さんがベッドから降りるとき、スリッパが履きやすいように並べてあげるようにしています。
患者さんに礼をつくすためです。
礼をつくし、忠をつくすとは、こういうことだと思うのです。
(君主は、臣下を使うにあたっては礼を重んじるようにし、臣下は、君主に仕えるにあたっては忠をつくすようにします)
忠とは、心の中心と書きます。
則ち、真心のことです。
学校のスポーツクラブでは、後輩を呼び捨てにする場合があります。
先輩としての権威を保つためでしょうが、見苦しいものです。
社会人になっても人を呼び捨てにする人がいます。
しかも部下を。
とある市議会の議長を務めていた人に友達がいました。
鍼灸学校の頃です。
渡すお金があったので、「はいこれ」と片手で渡しました。
彼は言いました。
「新城さん、俺は乞食じゃないで、人にお金を渡す時は両手で渡すものなんだ。俺は新城さんのことを、新城なんて呼び捨てしたことはないが、今のお金の渡し方は呼び捨てされているのと同じやで、気ィつけてや」
普段優しかった人だけに、血の気が引く思いをしました。
そんなことがあってから、人を呼び捨てにするようなことをしなくなりましたい。
芸人や俳優さんも呼び捨てにされる場合が多いのですが、あれもどうかと思います。
芸能界は非常に厳しい業界です。
そこで浮き上がってきた人を呼び捨てにするのは感心しません。
スタッフに給料を手渡すときは、必ず両手で渡すようにしています。
すると、スタッフも両手で受け取ります。
些細なことのようですが、こういうのが大切ではないかと考えています。
テレビの恋愛シーンで、相手にプレゼントを渡すときに両手で渡しています。
もし、片手でプレゼントを渡すなら、そのドラマは味気ないものになってしまいます。
患者さんがベッドから降りるとき、スリッパが履きやすいように並べてあげるようにしています。
患者さんに礼をつくすためです。
礼をつくし、忠をつくすとは、こういうことだと思うのです。