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三田木器窯、田中和人作陶展終わる(スケッチ&コメント)

2023-03-27 10:14:30 | スケッチ

画・江嵜 健一郎


三田、木器窯(こうづきがま)、田中和人作陶展、最終日の26日(日)、楽しみにして出かけた。今回の会場はフレンチ西宮4階ギャラリーでの開催だった。次回はいつもの阪急梅田店美術ギャラリーでやると田中さんから聞いた。

会場の様子をいつものようにスケッチした。田中さんは母校甲陽学院の9年後輩である。たまたま30数年前に当時教頭の中島久先生の紹介ではじめて参加した勉強会以来だから長いお付き合いになる。母校高校の応接室に田中さん寄贈の大きな壺が飾られている。

作陶展会場では大小各種花瓶が目に入る。皿も豊富な種類がある。見ているだけでも楽しい。今回は娘の旦那用に何がいいかなと探していたら、お酒を注ぐ小ぶりの水差し風の器に目が留まりゲットした。会場でいつもお世話される田中さんの奥様に伺ったら「お酒に限らない。なんでもお使いください。」とアドバイスいただいた。

田中さんに「気持ちが入ったいい作品ですね」と水を向けると「気持ちはいつも入れてつくりますよ。気持ちが入らないといい作品は出来ないです。」ときっぱり。会場に田中さんが窯の前で格闘しておられる姿を映したポスターが二枚飾られていた。スケッチに描き込んで仕上げた。

この日たまたま会場で田中さんの高校同期で弁護士さんのMさんと出会った。スケッチの左隅に入れた。筆者が大の数学嫌いだったという話をしたところMさんから思いがけず「大学受験では数学と物理で苦労した。高校時代は物理は大の苦手だった。」と聞いて親近感を覚えた。そのMさんが「最近、宇宙物理の本を熱心に読んでいる。それが面白いんですよ。」と紹介された。 

筆者は50数年前、ワシントンDCで米国人弁護士さんと3年間仕事をする機会があった。「弁護士業は人生の機微に通じないと務まらない仕事だと米弁護士から学んだ。弁護士さんは医師とある意味、似ている。クライエント(患者さん)が何を訴えているのか即鋭く見抜く力が求められる。」と素人意見を述べたら幸いMさんに共鳴いただいた。

「弁護士生活で参加された事件で印象に残った一つを挙げると何ですか?」と聞いたところ「甲山事件です」と答えてくれた。「当事件で容疑者にされた方は擁護施設で施設の人を心身お世話された。それが捜査当局に逆に誤解を与えた。」そうだ。話題の袴田事件にも話が及んだ。

田中和人作陶展に戻す。田中さんの作品は気持ちの入った作品が多い。どんな仕事でも気持ちが入らないとひとの心を打たない。「窯は生き物です。生き物相手だから油断できない。仕事は厳しい。」と以前にも田中さんに聞いたことがある。

生き物といえば人間こそ生き物である。「若者が未知の世界にどんどん挑戦して欲しいです。」とMさんとも話した。

帰り際に、田中さんから「お二人、盛り上がってましたね」と声を掛けられた。作陶の仕事は体力の消耗が激しい。健康に留意され末永くご活躍を祈る次第である。(了)

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