米FRB,ゼロ金利政策2023年末まで継続示唆、ＮYダウ、S&P500,過去最高値更新とWSJ紙電子版（学校で教えてくれない経済学）

「17日午後3時に終了したＦOMC会合で米政策金利据え置き、債券購入計画維持を決め。参加者18名ほぼ全員がゼロ金利を2023年末まで継続の見通しを示した。17日NY市場はＦOMC会合を控えて前日並みか時にそれを割り込む方向感のない相場で推移していた。ところが、FOMC議事録発表後開かれたリモートによるパウエルFRB議長との質疑応答が始まる前後からダウは上向きに転じ、33,000ドルの大台を初めて突破、過去最高値を更新、33,015ドル,189ドル、0.6%高で取引を終えた。S&P500,ナ0.3%高、ナスダック、13,525、0.4%高と3指標共に値上がりした。」と17日、WSJ紙電子版は伝えた。パウエルFRB議長は「国債購入プログラムを語り始める時期でない」、「見通しではない。実際の結果に基き応する」と応じた。パウエルFRB議長との質疑応答の様子をWSJ紙電子版は日本時間18日、午前4時半まで動画配信していた。

NY市場で恐怖指数VIXは19.41と1.9%低下した。米10年債利回りは1.63%まで上昇した。ＮY外為市場で1ドル＝108.86円、0.1%安とドル安・円高が進んだ。一方、1ユーロ＝130.41円、0.5%高、1英ポンド＝152.03円、0.5%高と対円で小幅値上がりした。NY原油（WTI）はバレル64.57ドル、0.4% 安、北海ブレント、同68.00ドル、0.6%安と共に値下がりした。仮想通貨、ビットコインは5万7,984ドルと1.8%高で取引を終えた。NY市場の個別銘柄ではダウでボーイングが263.59ドル、3.3%高、1銘柄でダウを55押し上げた。キャタピラー、233.63ドル、3.2%高、47ポイントダウを押し上げた。ナスダックではテスラが704.86円、3.7%増、アマゾンが3,135ドル、1.4%高で取引された。

18日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「米ジョージア州アトランタのマッサージ店などで働く女性8人が銃撃され死亡、そのうち8人が韓国系アジア人だった。容疑者の男（21）が取り調べを受けている。バイデン大統領はアジア系アメリカ人に対する事件かどうかについては明言を避けた。」と伝えた。韓国KBSは「アトランタでの事件で韓国系女性が多く含まれていた。アジア系アメリカ人に対するヘイトクレームかどうかについてはFBIと法務省によると透明性ある調査が求められる」と伝えた。上海東方衛視は「米日2プラス２の外務国防会談で中国を名指しして非難した。断固反対する。」と伝えた。

フランス2は「フオンデアアライアンスＥＵ委員長はＥＵ域内の移動制限緩和の方策としてワクチン接種、PCR証明などをＱＲコードによって承認するデジタルグリーン証明書を発行して遅くとも6月末までに始める準備を始めたと語った。フランス、ベルギーは反対。観光業界に支えられているギリシャなどは期待している。」と伝えた。ドイツZDFは「ドイツでは新たな新型コロナウイルス感染者数が一日当たり13,435人再び増加に転じた。そこへもってきてアストラゼネスワクチン接種一時中断でさらにワクチン接種が遅れる見通しが明るくてきた。」と伝えた。17日、ＷＰ紙電子版は「ユニセフによれば2019年世界で5歳以下の子供の死亡者が140万人、2020年はコロナでさらに増えた」と伝えた。（了）