ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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病気も景気も自己責任。必ず良くなると信じて頑張ろう(学校で教えてくれない経済学)

2010-03-30 13:49:26 | 経済学
29日のNY株式市場は、金属関連株が相場をけん引して、NYダウは、先週末比45ドル高、10,895ドルで取引を終了した。金融株は、シティー・グループ株が米政府が年内をめどに政府保有株全株売却発表を嫌気しての3%安を受けて全般値下がりしたと29日付けのWSJ紙は報じた。

NY原油(WTI)先物相場は、ドライブシーズンインとドル相場が上値の重たいことを嫌気して、先週末比バレル2.7%高、82.17ドルで取引を終えた。気の早い向きは、90ドル原油が視野に入って来たとWSJ紙は紹介していた。

原油相場に加えて、金、銀、銅その他プラチナ、パラジウム、トモロコシ、大豆、小麦など商品相場全般に値上がりしたと今朝のCNNテレビが報じていた。いずれもドル建てで売買されている商品である。単純に値上がりしているように見えるが、ドル先安と当面金融緩和が続くと見た投機筋のお金が商品市場に回って来たと見ておいた方が分かり易い。

お金は血液に例えられると常々思っている。日本人はお金の話や血液の話をすると嫌がる不思議な国民であるとも常々思っている。血液の循環が悪くなるとだいたい病気になる。お金の流れが悪くなると商品の回転が鈍り、値下がりする。値段が下がると、さらに先で下がるとの思惑からさらに値下りする。俗に言うデフレスパイラル現象が起こる。

WSJ紙は、米ダラス連銀が、3月のテキサス州の経済指標が5ケ月連続で増加した。米商務省が、2月の米個人消費が、エコノミストの予測通り前月比0.3%増加、一方、個人所得は横ばい、米貯蓄が鈍化、インフレ率が同じく鈍化したこともNY株式相場を下支えしたと解説していた。

いささかいいとこ取りしている感も無きにしも非ずだが、少しでも明るい面に目を向けようとする見方がマーケットに出て来たことは、上げ相場の前兆であることがよくある。日本人は相場嫌いの人が多いが、病気も景気も気の病である。不満たらたらで病気の治りの悪さを全て医者のせいにしていると病気も景気も永遠に良くならない。

ただ、ひとつ気になることは、今朝のWSJ紙が、ギリシャ政府が50億ユーロ(約6,200億円)のギリシャ政府債発行を予定しているが、先日のEU首脳会議でのギリシャ救済策を受けて、問題なく消化されるとの見方がマーケットに生まれた。それが対ユーロでのドル売りを助けたと書いていたことである。弱い者同士で通貨の値打ちを比べても始まらない。米ドルもユーロも買えない。消去法で円が買われている点を見落とさないことだろう。

病気も景気も全て自己責任である。必ず良くなると希望を捨てずに頑張っていきたい。(了)

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