とんでもないニュースをテレビで見て、わたしは仰天しました。
(自衛隊のミサイル防衛部隊)
なんと、北朝鮮が人工衛星打ち上げを計画しているが、それは軍事偵察衛星だとして、浜田防衛大臣は、破壊準備命令を出したというのです。
軍事偵察用とされる人工衛星は、アメリカが3000有余打ち上げていて、断然トップですが、
ついで中国は139、ロシアは100、
その後は、インド17、フランス14、イスラエル11、イタリア7、ドイツ7、日本7、などが続きます。
人工衛星が軍事偵察用と目されるから、打ち落とすなどというのは、ありえない話しで、そんなことをするなら、即戦争になります。
もし、これが実行されれば、日本は北朝鮮に先制攻撃をかけたことになり、北朝鮮から反撃をうけても致し方ないことです。この場合、悪いのは日本の方で、国際法上もまったく許されない行為なのです。
日本政府は頭が狂ったとしかいえないのです。呆れと愚かと危険が何十、何百とつきます。
国権の最高機関は国会です(憲法41条)参議院行政監視委員会は、防衛省と内閣を監視し、憲法違反・国際法違反の事実を追求する任務があります。わたしは、行政監視委員会を支える調査室で客員調査員=講師として働きましたが、いまこそ、行政監視には重大な任務があります。日本側から戦争を引き起こす愚をなんとしても避けなければならないのです。
武田康弘