思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

今日は、花祭り。ブッダの中心思想は、3点にまとめられます。

2022-04-08 | 恋知(哲学)

 今日は、花祭り。ブッダの生誕を祝う日です。

 「花祭りはがき」をつくりました。わたしの撮った写真3枚と、息子が33年前!(笑)に学校で描いてきた画を複写してつくりました。
 桜の写真は、鳴滝近く。親鸞象と庭園は、板敷山大覚寺で、みな八郷(茨城県石岡市)で撮ったものです。八郷は四方を山で囲まれた里山で、とてもよいところ。

 宛名面には、言葉を添え、紙は、厚手で質感の柔らかなものを使いました。いい仕上がりで満足です。

 インドに生まれたゴウタマ・シッダールタは、釈迦とかブッダと呼ばれていますが、その中心思想は、以下の3点にまとめられます。

 「天井天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)とは、人は誰もみな、われ一人尊い存在として生まれてきた、比較できないそれぞれの存在で、上下はないという意味です。

 「縁起の法」(えんぎのほう)とは、固定した実体は存在しない、我(われ)というのは意識であり、自我ではなく、さまざまな縁によってつくられるという意味です。

 「自帰依・法帰依」(じきえ・ほうきえ)とは、遺言としての教え=遺教ですが、自分自身と法則に従え、という意味です。

 ブッダには「神」という思想はなく、人間の自由と責任を拠り所とする現代の思想に直結しています。同時代、紀元前400年ころに活動したソクラテスとも重なるところが多く、紀元前3世紀には、多くのギリシャ王(各ポリスの王)が仏教に帰依しました。詳しくは、『古代インド』(中村元著)をお読みください。


武田康弘
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