思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

NHKニュース=通知表に評価がつくことになった「どうとく」教科書検定は、森友学園の教育内容と重なる。

2017-03-24 | 教育

 いよいよ今春からはじまる「道徳」の新しい教育は、通知表に評価がつくものに変わりますが、その教科書検定の内容がいかなるものだったかを、NHKの午後7時のニュースで見ました。

 小学校低学年の「どうとく」の教科書では、パン屋さんの物語を取り上げましたが、これは検定を通らず、郷土愛や国への愛の物語に変えさせられたとのことでした。今の政府の求める「道徳」に合うように教科者つくることに苦労した、と執筆者が述べていたとのです。

 あああ!政府の意向に合うように道徳を教える時代になったのだな。わたしは、もう半世紀以上前に、主権が天皇であった明治憲法の時代を小学校の歴史の時間で知り、昔はいやな国だったな、と思いましたが、その時代に戻るとは、悪い意味で感無量!です。

 安倍政府による道徳教育の内容は、明治天皇が臣民に与えた『教育勅語」と同じで、いま話題の森友学園の教育と重なります。安倍首相夫妻や自民党右派や維新の会と、森友学園とが一体であったわけがよくわかります。土地もお金もない森友学園に、小学校創設の認可がおりた理由もよくわかります。

 いまは、同じウヨク思想の持主同士がもめていますが、安倍政府の道徳教育のすがたが可視化された事件として、歴史に刻まれるでしょう。

 ほんらいの「道徳」とは、フィロソフイ―の基底なのですが、日本ではその常識すら通りません。なんということか。 「道徳とは何か」(クリック)


武田康弘

 

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