6/9 一か月ぶりにクッタラ湖外輪山を中尾トメさんが歩いた道をたどった。
5月の上旬には、カタクリを見に一人で途中まで歩いたが、今回は10数名の団体です。
歩き始めてしばらくしたところで一人が「アサギマダラ」と叫んだ。
さっそく写真を撮ろうとしたが、なかなかどこにも止まらない。
しばらく待つとようやく、イタヤカエデの枝に止った。シャッターチャンスはこの一度だけだった。
何かマーキングをしてあったら新聞社に写真を送ったら…とか、数人が盛り上がった。
数日前TVで何やら放送していたのを新聞見ながら聞き流していたので私はよく知りませんでしたが、日本で唯一知られている、長距離の「渡り」をする蝶なのだそうだ。
愛好家が標識(翅にマーキング)を付けて放し、何処まで移動したかを調べているらしい。
私としては写真を良く確認して、本当にアサギマダラという蝶なのか、何処にどんなマーキングがしてあるのか確かめなければなりません。
どうやら、アサギマダラの♀だろう事は判断できたが、マーキングは無かった。この場で報告致します。
海を渡る蝶アサギマダラ(ナショナルジオグラフィック)
図鑑「札幌の昆虫」によると、アサギマダラは北海道では繁殖できないそうなので、間違いなく津軽海峡を越えて渡りをして来た蝶なのだ。
ひらひらと華麗に舞うこの蝶が、どうやって海を越えるのだろう。
北海道函館市近郊から今年8月に放されたチョウ「アサギマダラ」が、本州最西端の山口県下関市の市立公園・リフレッシュパーク豊浦で捕獲され、2カ月間の飛行距離は実に約1200キロを移動した事が確認されているそうだ。
湖畔でももう1匹見る事ができた。しかしどこにも止まる事なく去っていった。
ただ、3回ほど一瞬タンポポの花の蜜を吸ったように見えたが確かな事はわからない。
海を越えて来るのだから、何時間も止まらずに飛び続けることができるのだろう。
アサギマダラは、白いタオルを蝶に向けてグルグル振り回すと、寄ってくるということらしいので、タオルを持参でクッタラ湖畔へ出かけてみてはどうだろう。
アサギマダラで盛り上がった後は、幾つかの植物の無事を確認して湖畔で弁当を食べ帰途についた。
初夏のクッタラ湖 エゾハルゼミが鳴いていいた。今年初めて聞いた。
湖畔のエゾヤマザクラは、もうサクランボを付けていた。
朽ちないで無事にいたトカゲの木 この大木は中尾トメさんが伐らせたものかもしれない。
このエリアで初めて見た植物 タニギキョウ(谷桔梗)
何処か見たことがあると思ったら、萩の里自然公園で写真を写していた。2005/06/23
さっそくその場所に行って見たが、背の高い他の植物が生えており付近をしばらく探したが発見できなかった。
附近ではもうすぐ、ヤナギトラノオ(柳虎尾)(二人の館)が咲くようだ。
二人の館さんは、今年も花を求めてお元気に活動されているようだ。白老で是非またお会いしたい。