
サーカスマーチはテンポがまるで中学二年生の男子みたいで、何か、まだ世のために何の役にも立たない感じが出ている。な訳はないが、時々聞きたくなることは確かである。
イーストマンウインドアンサンブルの演奏は学生時代お手本?としてよく聞いたが、非人間的だとか軍隊バンドじゃねーかとか、みんな文句をいいながらあこがれていたと思う。吹奏楽というのは、みんな金属を抱えて演奏してるわけで、金属的な何かに惹かれているのである。……かどうかしらないが、コンクールとかを聴きに行っても、聴衆はなにか容赦のない演奏を期待しているようだった。
大学の講義棟の二階で吹いていると、窓の下方で機動隊が列をなして駆けていった風景が私の吹奏楽での思い出の一つである。