予備校時代、考えてみりゃ、もはやわたくしの頭の中は文学のことしかなかったので、まあよく大学に転がり込めたと思うけれども、名古屋の本屋で見かけたが時間がなくて(←当たり前じゃ)読めなかったものがたくさんあり、村上龍の「69」とか「走れタカハシ」とか、「さようなら、ギャングたち」であった。
このまえ、ようやく「さようなら、ギャングたち」を読んだ。私小説であった。
感想はいろいろあったが、くだらないレベルのものは次のようなものだ。
1、裏表紙のサロペット姿を殲滅せよ
2、著者略歴で、最初に読んだのが鮎川信夫の「アメリカ」って書いてある、こういう過去は直ちに殲滅すべし(とはいえ、これはすでに本文の一部なのでそうもいかんか……)
3、要するに、高橋源一郎っていうのは「荒地」の人たちの生き残りだったのだ……いろいろと納得である……
4、書いてあることはよく分からんが、とにかく殲滅せよ
まじめなレベルの感想は、論文に活かすことにする。