・日本ラクビー世界ランキング10位に(http://sakura.rugby-japan.jp/japan/2014/id26371.html)
……まける確率が高いサッカーよりこっちを応援したほうがよろしいのではないだろうか。本当は勝つつもりがないのに「盛り上がって」もしょうがないですよ。
・新宿駅前で男性が焼身自殺図る? 集団的自衛権で抗議か(http://www.asahi.com/articles/ASG6Y55DBG6YUTIL01T.html?iref=comtop_list_nat_n01)
……日本国民・同胞が炎に包まれてピンチだ。アメリカに助けを求めよう。
・スキル指導「餅は餅屋」 授業をアウトソーシング(http://www.asahi.com/articles/ASG6W73HLG6WUTIL03X.html?iref=comtop_6_02)
……弱くても相撲取り、悪魔は悪魔を知るといいましてね……。で、その餅屋は論文書いてんの?
・白票水増し問題 不正、どうして可能に?(http://digital.asahi.com/articles/CMTW1406273800001.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_CMTW1406273800001)
……もう分かっていましたが、日本は数も数えられない発展途上国でした……
・強盗:「また来たよ。金ちょうだい」同じコンビニに…札幌(http://mainichi.jp/select/news/20140630k0000m040059000c.html)
……コンビニはリピーターが命だからな
・Dishonest Abe(http://www.foreignpolicy.com/articles/2014/06/24/dishonest_abe_article_nine_japan_constitution)
……うわっ Dishonest って……
わたくしは思春期の気の迷いで音楽やら文学に耽溺してしまったため、いまのような体たらくに陥ったのだが、小学校五年生ごろの清い心のままでいたならば、天文学者か気象学者になっていたであろう。成績の上では数学とか理科の方が国語なんぞよりよほどよかったのであるから、世の中分からないものである。世の中から思春期を殲滅したならば、とてもよい感じになるであろう。というわけで、いまも時々『天文ガイド』などみながら茫然としていることがある。そういえば、『天文と気象』はまだ売ってないのかと探してみたが、廃刊してた。今日も、「潮騒」とか「三国志」など、愚にもつかぬ人間界のゴタゴタについて語ったので、家に帰って岩波ジュニア新書の『天文学入門』をめくって楽しんだ。わし星雲というのは、エルンストの絵の100倍美しい。……やっぱり私は天文学より星の写真がすきだったようだ。
教授会とFDに出席したので胸がざわざわします……観察と考察……原因を自己に探ることの出来ない人間は、必ず嫌がらせしかしなくなる。自覚はないかもしれないからやっかいである。馬鹿は黙らなければならないというのは、学問を通してしか学べない。そりゃ学級崩壊が止まらないわけである。モラルは学問を通してしか身につかない。なぜそれが分からないかと思うが、考えてみりゃモラルがない人間がつねにモラルを問題にしているのだった。
大澤真幸の「死の欲動」の解釈は面白かったな……と思いながら、授業の準備をする。三島が説明できるようだが、川端とかは……
「蒲団」の時雄の行動が、性欲に突き動かされているようで、抑圧によって突き動かされているのは周知の事実だが、すると、今度のセクハラ(オ)ヤジ問題も、自民党の親父が男尊女卑でどうしようもないブタどもであるということで片付けていてはならないことは明らかだ。彼ら自身も、安吾の「デカダン文学論」の藤村ではないが、親しい女性にしか手を出せないような「愛する者を愛す」と言えない病んだ空間に絡みとられている可能性がある。わたくし自身も何人か、自民党の代議士を知っているが、一見、人情に富んだ『しっかりしている寅さん』みたいなやつが多い。寅さんはなぜ人情味があるのか。それは流浪の身だからであって、あれが家庭を持ってみなさいよ。男は家庭をもってなんぼ、とか、家庭を大事に、などなどのモラルを振り回して自らを抑圧する代わりに、部下に手を出したりするのではなかろうか。モラルがあるからセクハラもするという現象を軽視するべきではないということである。わたくしは思うのだが、都議会の議員のオヤジどもは、かなり塩村議員に惚れており、「早く結婚しろ」というのは、「僕と結婚してください」という意味ではないか。そもそも威勢のいいヤジが本音とは限らないのである。ヤンキーとかヤクザの咆吼が本音ではないのと同じである。安吾が言うように、自分のための淪落ではなく、自分のために既成のモラルを模倣することによってのし上がった連中がこうなる。彼らは、安吾のいう意味での『人間』ではない。教師に、性犯罪が多くなってきた?のも、教師がこういう政治家に近くなってきているからである。学問も試行錯誤もなしに、教員っぽい言動とスキルを身につけるからこうなるのだ。教育学部に限らず、大学で職業訓練に近いカリキュラムを組めば組むほど、本質的な意味でハラスメントが横行するようになるというのが、わたくしの予測である。しかし、当然である。出世したり、会議で威勢よく文句をつけたりする人間は、上手にハラスメントする技術を持っているやつが、現に多いのであり、そういう人間が密かに望まれているからである。ちなみに彼らは、自意識においては公正さとか正義とかに立脚していると思っている。……と考えたら、昔からそうだった気もしてくる。変化したのは、政治家と教師、ヤンキーとヤクザの自意識に共通性を感じてしまうような、わたくしのような感性が繁茂するようになったことなのかも知れない。でもやっぱり、最近は共通性がある気がするなあ……。
で、ヤジを受けた塩村議員もなんかニヤニヤしてしまった訳であるが、これもよくない。なぜ怒らない。謝ってきた何とかいう
サッカーも案の定負けたわけであるが、これは、モーゼのエジプト脱出と同じくらい当然である。「勝つしかない」とか「勝つ気が足りない」とか、日本人が負け戦のときに言う台詞である。戦争や争いは弁証法的科学なのだ。我々は、憲法九条とともに、その科学を放棄したのである。敗戦に納得いってない人間が多い割には、その科学の放棄に関しては日本人ほど忠実に守っている国民はいない。我々は、そのかわり萌え系は萌え系、ウルトラマンはウルトラマン、安倍晋三は安倍晋三、美しい国は美しい国、という自同律の美を選んだのである。もともと素質十分であったから、うまくいった。サッカー場はサッカー場。汚れて別のものに成ってはならぬというわけで、負けても勝っても清掃して帰る。さすがである。なぜ、負けて怒り狂わないのか。
浜田光夫と吉永小百合の「潮騒」を観てなかったので、鑑賞してみた。三島のいう「決して知的な澄み方ではな」い漁師の目をどう表現するかは難しいことだなあ。しかし、たぶん、当時の鑑賞者はそれがどんなものが知っていたはずである。「潮騒」のパロディでもあるところの「あまちゃん」の能年玲奈の方が、当時の吉永小百合より演技は上手いのではないかと思うが、我々がその瞳から受ける感じは、吉永小百合のものとは違って、虚構と現実の皮膜にあり、あるいはどこにもないものにあり、我々は「あまちゃん」を古典主義ともロマン主義のものとも受け取ることが出来ない。
私自身は、「潮騒」の嵐、「あまちゃん」の地震に対する我々の自己回復には、なにかうんざりするものを感じている者である。「その火を飛び越してこい」とか、まったく障碍でも何でもないではないか。既に我々の住んでいる世界は、映画「セブン」のような世界なのではなかろか。罪と罰が外からやってくる世界ではなく、我々の中からやってくる世界である。そこから逃げ出しても、もはや手遅れのような気がする。
シェークスピア全集は随分流布した。「ハムレット」のオフェリヤ。「マクベス」のマクベス夫人。「ベニスの商人」のポーシャ。「リア王」の三人の娘たち。「オセロ」のデスデモーナ。色とりどりの可憐さ、鮮やかな性格と情熱と才智とで、男の政治、経済の波瀾、権謀の中に交錯してゆく女の姿が描かれている。
――宮本百合子「若い婦人のための書棚」
・都議会で塩村議員に「早く結婚しろ」、「生めないのか」などのヤジが飛んだ事件……政治家がヤ×ザとかヤン×ーで占められていることは周知の事実だ。本音を言えば、本音の中身はどうでもいいという、横にいる×クザや×ンキーに舐められたくないという一点だけを目標に生きている種族のことである。ちなみに、日本の女性は、親や親戚などのゴミクズどもから、日常的に上の台詞で圧迫を受けている。「早く結婚しろ」ぐらいは、男性も最近は言われているから身に覚えがあるであろう。今回は自民党の連中がやらかしたのであろうが、こんな台詞は、一生懸命独身でがんばっている人間を手っ取り早く動揺させるための脅迫の文句として日常的に使われているだけの話だ。いまどきこれは駄目だろ、とか、「議会の品位」を汚すな、とか、しんちゃんの方針に背くのか、とか言っているやつもいたが、そういう問題ではない。今も昔も議会でなくてもしんちゃんがいなくても、昔からずっと問題だ。エンゲルスは猿から人間への進化を論じたが、問題はそこじゃない。土人から人間への進化が問題なのである。まあ、この事件への抗議は日常的な問題であるが故に容易であることも確かである。秘密何とかとか集団何とかの方が我々の人間であるかが問われるというものだ。ちょっと遠慮して人間を「近代」と言い換えてもよいかもしれん……
・サッカーの中継番組を見ようとしたら、どっかで聞いたことがある声で「チースチースニッポンバレー」とかなんとかいう歌が聞こえてきた事件。椎名林檎である。日本晴れは「ニホンバレ」と読むのではなかろうか。椎名もアングラではなく、ただのヤンキーだったか。
・「ユーロサトリ」で「日本パビリオン」が初登場事件……いつの間に兵器つくってんだ、×菱は(棒読み)。
・うちの大学のある授業で「二十四の瞳」を知らない学生が大量発生しているということを聞いた事件……先生と子どもたちの心の交流とか、原作の精神とは関係ない駄弁で紹介し続けているからこういうことになるのだ。あと、×川県の×語教員と無知な学生は恥を知れ。