★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

今日は一時間目から授業もどきをしたので無意味なつぶやきいきます

2013-04-30 23:31:39 | 思想


・香川の白味噌雑煮、あれうまいのか?

・北朝鮮を追い詰めたいんなら、北朝鮮と仲良くしている国を抱き込め。いつもやってるいじめの基本だろが。まあ世襲政権をやってる時点で日本と北朝鮮は仲いいと思われているかもしれない。いじめは天下の回りもの。いつ順番が回ってくるかわからんぜ。

・東京にオリンピックが来たら、選手村はフクシマ原発の隣に作れ。

・シェルヘン指揮のシェーンベルクやクルシェネクは楽しい。現代音楽はこういう人に指揮させるべし。

・五木寛之はさっさと頭を丸めてから宗教語ってくれませんか。瀬戸内寂聴に負けてるだろ。

「ホットロード」の先には

2013-04-29 23:04:05 | 文学
吉本隆明の『マス・イメージ論』を読むと、吉本氏が作品を介して「「現在」にあ」ろうとした困難を想像させられる。吉本氏が批判した反核アピールもなにか「現在」とはかけ離れていたのかもしれないが、吉本の分析も「現在」とはかけ離れているように感じられる。それは、カフカや近代文学作品への分析がどうも一面的であることとそれ故に多くの「現在」の作品に対しても一面的にしかつながっていない点に、原因を求めることができるような気がする。吉本氏の「現在」が曖昧なのは、吉本氏の対するものが得体の知れないものであるからではなくて、まだ分析されているないものが多すぎるからである。吉本氏が原稿に追われて各論を書き飛ばさなければ、あるいは『S/Z』のようなスタイルになったのかもしれない。その代わり、「現在」という作者、とかいう観念は消滅するであろう。とはいえ、そんな場合でも、我々の場合、『S/Z』ではなく、花×清輝のエッセイみたいなスタイルになってしまうのではないか、というのが長年の私の危惧であるが…

んで、『マス・イメージ論』が書かれていたのは、昭和五十年代の終わりで、わたくしは中学生あたりであって、わたくしの頭の中は、まだロマン・ロランとかヘルマン・ヘッセとかマーラーとか…しかなかったのである。わたくしはきちんと、自分の中学の状況をヘッセの主人公の目で見たつもりになっていたわけである。それがわたくしにとっての「現在」であって、吉本氏の触れているコミックスやテレビの世界は全く知らなかった。それだけでも吉本氏の言う「現在」は間違っていると思うのであるが…

どうやら、今振り返ると、わたくしのまわりのひねた中学生たちは、下のような作品を通して「現在」を見ていたらしいのだ。…知らんけど。



当時のわたくしの脳裏は恐ろしく時代錯誤で、不良というのを、「車輪の下」のハンスとか、そうでなきゃバンカラ高校生と「ビーバップ・ハイスクール」の中間みたいな感じでイメージしていたのだ。むろん、現実は違った。「エヴァンゲリオン」のシンジ君がツッパリをやっている様な感じであった。「オレはいらない人間なのぉ?」という感じである。(要るも要らないも、中学生なんて、人間として(というか戦力として)過渡的すぎて世の中で一番要らない状態なのは自明ではないか。)というわけで、きょうびの不良たちは体制への「反抗」を忘れたのかナサケナヤ、と思い、わたくし自身は一生、真の反抗とは何かを追求する決心を固めるに至ったのである。当時の先生たちの恐怖は、不良が決して少数の反抗的分子ではなく、日本人にある、学校に対する潜在的反感を体現していたように感じたからであると思う。たぶん今でもそうである。で、上の「ホットロード」は、暴走族漫画というより家族の破壊と再生の物語であり、――というより、思春期の問題が、家族の破壊と再生といったような、「大人への成長」とか「大人への通過儀礼」ではない問題へと、スライド(というより退行だろ、それ)しているところが注目すべき点であろう。確かに現実にも、そういう問題を抱えた家族が増えつつあったのかもしれないが、問題は、思春期の見方が変わったことにある。志賀直哉じゃあるまいし、思春期の問題は「大人」に対する反感ですらなく家族であり、落ち着いたらそれと和解しなければならないことになったのである(笑)学校がそんな繊細かつ根本的には愚かな結末を迎える家族の問題に立ち入れるはずがない。だから学校はますます邪魔になったのである。いまや、家族の絆を邪魔する出来事が学校であっただけで、親が学校に怒鳴り込む始末だ。親だけではない。出世のためには、周りのケアを引き寄せることが必要というわけで、やたら粗暴にふるまったり不愉快であることをアピールする(つまり「ぐずり」である)やつが増え、まわりも面倒くさいから、そいつを適当に出世させてるうちに……、部下を「おもちゃ」に使う輩を戴いてしまう集団であふれかえっているのが今の日本である。

…という具合で、「ホットロード」につられて当時と現在の「現在」を想像してみたわけであるが…。

それにしても、主人公たちは「各人によってものの見方は違う」とか「国によって見方が違う」とか、ものの見方の相対性をいっときゃ相手を脅せると思っている最近の人間よりは、他人を理解するには時間がかかりその理解の内面的プロセスこそがコミュニケーションだとわかっている点で遙かにましであったと言わざるをえん。最近の首相とか都知事の発言に対して、「他国からどう見えるか考えろ」という批判は確かに当たっているけれども、どう見えるかは彼らも考えているのである。そう見せたいのである。ただ単に、物事の認識が間違っているのである。

淪落

2013-04-23 23:14:40 | 文学


坂口安吾の「青春論」を久しぶりに読み直したのだが、いったいいままで私は何をやってきたのだという感じを起こさせるほど、大胆な論旨、というより論の運びにびっくりであった。その「淪落」は、「堕落論」の「堕落」より差し迫るものに対面しているように思われた。木曜日の授業で展開してみるか…

二十四時間働いたら死にます。シフト制でも同じです。

2013-04-22 23:30:16 | 思想
真っ青な顔をして大学行って学生と打ち合わせをしていていたら同情された。



なにやらアベやらイノセたちが、東京などに眠らないで働け特区をつくるとか言っているらしい。死ぬぞ、日本人。夜はちゃんと寝なきゃ…夜仕事をしていいのは、学者と物書きに限る。こいつらは一行でもよい文を遺せば死んでもいっこうにかまわないからである。ときどき勘違いした外国人が「日本人は働き蜂」とか言ってくれるのであるが、おそらく褒めてるのではない。蜂レベルだと馬鹿にされてんですよ…しかも、能力と要領の悪い蜂として。あ、そうか、終電気にせず飲みまくれるから、みんな遅刻するようになって、そういう日本人を解雇し、かわりに外国人を連れてくればいいわ…

だいたい何々特区とか言ってること自体が、なにか発展途上国というか変節社会主義というか、売国というか、そういうニオイがぷんぷんである。

というか東北地方や原発はどうなったのであろうか?節電しないの?その特区とやらでは…

ビートたけしをつかって、フクシマをボストンにしたいんだよ、とかCMで言わせていたが、あそこ爆弾が破裂してたな、最近……。ああいう国になりたいのか?国内問題をすべて外敵の攻撃と認識する国に…

だいたい、戦後の日本、特に高度経済成長時代が希望に満ちた時代で目標がわかりやすかったからよかったが、そのあと成熟した時代になって目標を失いやる気がなくなったので、…とかいう物語がちょっと考えてみりゃ大嘘ではないか。どこが希望に満ちていたというのだ。三種の神器とかONとか、GNPで何位だったとか、札束でタクシー拾ったとか騒いでいたのは、一部のアホだけだったではないか。最近、研究室に「アベほにゃららで不動産が盛り上がってまして~」という売り込み電話がかかってくるようになったが、不動産が盛り上がってまして~というセリフで盛り上がれる輩が日本人にまだ残っていたとはそもそも驚きである。いや、私のいまのセリフも大嘘であった。何か建物をおっ立てたり、おれがやったぜ、という顔をしたいだけのために人の人生をめちゃくちゃにしても平気な人間が日本のすべての現場で威張り腐っている。彼らのせりふ――スピーディに、決然と、大胆な、起爆剤に…と、まるでテロリストのセリフである。まあ、明治維新の志士がテロリストであることに気づかれていない現状ではしかたあるまい…。

追記:ア×ウさん、いいかげんギャングファッションはやめていただけないだろうか。というか、ポケットから手を出せよ。何か持ってると思われるだろ。

暴走一校時

2013-04-19 23:30:34 | 文学


「人×探×とし×の×学」は、第二回目で、英文学者の**先生とカフカの「断食芸人」についてのディスカッション…。とかいう以前に、レジメで調子に乗って「ドイツイデオロギー」とかなんとか語り始めてしまい、断食とは無縁の膨満感。でも**先生もベンヤミンとか語り始めたからおあいこである。こういう試みもおもしろいな。学生を無視してるところが…

にっぽんのよゎけだ

2013-04-16 17:53:06 | 文学


昨日は第一回目の「四×学」で、壺井栄の「二十四の瞳」と黒島傳治の「電報」について簡単に講義したのである。で、一年生がしっかり内容について質問に来てくれた。日本にも夜明けが近い。
で、今日は、「けんかえれじい」を観て授業の予習をまじめにしていたら、×京にすんでおる×××弟*のはがきが来て、最近の流行を教えてくれた。にっぽんのよゎけだ

これです


メロスゎ激おこプンプン丸

April 07, 2013
VIP
コメント[13]

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/06(土) 11:35:32.24 ID:I/b9RlrL0

マジありえないし

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/06(土) 11:36:48.82 ID:VQqVjqsJ0

メロスゎ走った…… セリヌンティウスがまってる……
でも……もぅつかれちゃった…でも…… あきらめるのょくなぃって……
メロスゎ……ぉもって……がんばった……
でも……ネイル…われて……イタイょ……
ゴメン……まにあわなかった……
でも……メロスとセリヌンゎ……ズッ友だょ……!!