人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

桜の便りと共に

2017-04-11 15:30:22 | 詩的文章
今日は朝から冷たい雨
桜の季節はもう終わり
一体、花見っていうのは、どうして
”もう今度が見納め…”って気分にさせられるんだろう…
この機を逃してなるものかと、逆風にもめげず原チャリ飛ばして
喧騒に満ちた目黒川を通り過ぎ、武蔵小杉の隠れ名所へ…
こじんまりとした小川のせせらぎに花びらの流れ星
そうか…あれは桜の便りが運んできたんだ…
もう二度と訪れ無いのかもしれない…

昼はファンキーにストリートダンス
夜はスイングでチークダンス
窓を開ければ…
見つかるかも知れない
人生ははかない…あっという間に老いぼれちまうよ
”年甲斐も無く…”などと言いたいヤツには言わしておけ!
僕には世間体などという逆風など痛くもかゆくもない
そして…僕は見つけたんだ!
ここにあるものが、芽を出し、花が咲いたんだ!
愛おしいものは、愛おしいもの
それは、全く川の流れのように自然な事
そうさ…僕は流れに任せるしかない…

小さなつぼみが万倍もの開花となるように…
どんな些細な種からも幸福の庭園は生まれてくる
僕はただ見つめる事しかできないけれど…
いたずらな虫がつかないように守ってあげたい
どうか…このしばしの幸福が
別の色に染まる事のないように…
澄んだ小川の流れのままであって欲しい…
自然の流れは、どう変わるのかは分からないけれど…
桜の季節のように
あっという間に、過ぎ去ってしまうのかも知らないけれど…
僕の年輪には確かに刻まれている
泡のようなものとは違う何かが…
幸福には僕の全部をまかせられる…もう裏切りたくはない

二羽の小鳥がポーと鳴く…





コメント
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