人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

お盆に思う

2019-08-12 18:14:37 | 独語
お盆にはふるさとに帰る...
私は、両親も亡くなり、特に帰るところも無くなってしまったけれど、誰が決めたのか、そういうことになってるらしい
渋滞に巻き込まれたり、満員電車でぎゅーぎゅー詰めにされたり、シンドイ思いしても...
盆と正月...
そういう習慣? みんな行くから?
何で、行くことになるのか分からないけど、何でその時季じゃなければならないのか分からないけど...私も行かされていたi
関西に居たときは、そっちから東京へ...渋滞も満員電車も関係無かったけど...何だか行かなきゃならないような気がして...
"ヤダなあ、メンドイなあ"と思いながらも気が付いたら新幹線に乗ってて、東京に着いたら..."ああ...帰ってきたんだなあ..."
こりゃスゴいことじゃないかi
国民的行事...
所縁の神社、お寺、モスク?に参る人も多いだろう
生まれ、育った土地...たとえ姿は変わってしまっても、懐かしい思いが呼び覚まされる...
知らず知らずに故郷の、見たままでない、心の奥に息づいているものに会いに行かされるのだろう...
ある盆の時季、東京中野にある産土神社に参った時、夕方5時の時報が鳴り、それに合わせたように境内の傍らから猫が出てきて"にゃー"と鳴き、カラスが"かあ"と鳴きながら夕日めがけて飛んで行った...
何とも懐かしい思いでいっぱいになった...
目に映る景色、事柄すべてが懐かしい...
少し、意識的になると、何時もながらのことが、特別の、かけがえのないものになる...
ただの習慣、因習でない、国民一人一人の魂の故郷への巡礼
それぞれの道にありながら、心は一つに向かう...
内包されているものが、顕わになれば...そんなことが過らされる...
日本とは不思議な国
"日本は神の国"
国が平和に治められていることを表徴していることが、不穏な気持ちに駆り立てられる言葉になるらしい...
お盆...神?
こりゃ、仏教から来てるんだったi
いや、何だっていいのが、神じゃないか?
知ってか、知らずかみんな帰依ということをさせられているのだろう...
依らざるを得ないものに帰らされる...
お盆にはみなふるさとに帰る...
暮れ行く空に蝉が鳴いている...
帰る場所があろうと、あるまいと懐かしい思いが呼び覚まされる...
不思議な国、不思議な時節...











コメント
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