僕は夢の中で天使と出会った...
僕は死を間際にしていて、"きっと、僕みたいな人間は死んだら地獄に行くんだろう?"、と思って恐怖と戦っている時、ふと彼は舞い降りて、話しかけて来たのだった。
「死は恐くないよ、一体何を恐れているのかね?」
「僕は死んだら地獄へ行くんでしょう?...あなたは知っているはずだ、僕がどんなに悪くて、ダメでどうしようもない人間だということをi」
「君がいつもそんなことばっかり考えてる、どうしようもない人間なのは分かるが...私は地獄なんてところは勿論行ったことないし、知らんのだよi」
「えっ、あなたはすべてをご存じの神の代理のような方なのでしょう?、何故分からないのですか?」
「現実に知らないから、分からない、と言ったまでだ...君と同じようにね...」
「じゃあ、人間は死んだら天国にしか行かないって訳?」
「地獄が分からないと、天国って訳か...地獄のことを君は色々想像して恐がってるみたいだけど、天国のことも色々想像しているのか?、まあ、楽しけりゃいいんだろうけど...」
「そりゃ、そうだけど、今は現実に死を前にすると、地獄の恐怖が迫ってきて、いたたまれなくなっているんじゃないかi」
「だから、君は何故私がここに来ているか、ということがまるで分かってないんだi、どうしようもない!...君は私の知らない、地獄のことをそんなに知りたいのか?、地獄に行きたいのか?...ええっ、どうなんだi...くそっ、とっとと地獄へ落ちやがれ、だi(天使にあるまじきお言葉i)」
「じゃ、地獄というのは、僕の想像の産物だということですか?」
「想像の産物?i...しかし、君が今、恐れを感じているのは、想像上のことじゃないんだろう?...それは地獄的な思い、想像に過ぎないものが固着してその思いに囚われてしまう...それを地獄と言ってもいいかもしれない...さらにそれは神がそうさせていると思い込むことで、ますますその地獄的想念は強固となり、そこから離れることが難しくなってしまう...」
「神がさせているんじゃないんですか?」
「知らんi...だから言ったろうi、私は知らないんだってi...きっと神も知らんのだろう...想像も、創造も出来ないだろう...人間以外のすべての生き物に出来ないことが、人間には出来るらしい...勝手に想像して、あたかもあるかのような世界を作り出して、勝手にそこに落ちて行くんだi」
「神はどうしてそこから救ってくれないんですか?」
「バカを言うなi、神がその苦境に加担していると信じてるくせにi...それが永遠の地獄を作り出すんだi」
「地獄っていうのは、神も天使も知らない世界なのか?...」
「そう、人間にだけは神の無い世界を作る自由がある」
「自由?」
「しかし、その行き着く先は、全き不自由な世界~地獄だi...で、どうなんだ、その地獄の思いから自由になりたいのだろう?」
「自由になりたいよi、けど、神も恐ろしい...神が永遠に支配している世界からも自由になりたいよi」
「神の支配?...どうしてそう色々囚われたがるんだ君はi...支配、何かのシステムみたいなもの...君の世界のことからどうしても離れられないらしいね。それこそ地獄みたいだi...私は、何かの命令でここに来ている訳じゃないのだが...」
「じゃあ、何故?」
「それは君が今、言ったことだよi、地獄も、恐ろしい神も、諸々の重い思いから自由になる...それを分かち合いにだよi...君のその、何かに支配されたような頭に向けて、こう言いたいね、神とは自由だi」
「どうしたら自由になれる?」
「ホント~に君は何も分かってないんだなあ...何で私がここに居るのか...知りたければこの魔法の鏡を見ろi」
「ああ~っi...」
すると、あっという間に天使は消えて私と一つになったか、と思うと...
すべての思いも消えて、すべての恐れ、トラワレからも解放され、眠りについたのだった...
僕は死んだのだろうか?
いや...目覚めたのだi
それは夢の中で眠りにつく前と同じだった...
愛と平安に包まれていた...
僕は死を間際にしていて、"きっと、僕みたいな人間は死んだら地獄に行くんだろう?"、と思って恐怖と戦っている時、ふと彼は舞い降りて、話しかけて来たのだった。
「死は恐くないよ、一体何を恐れているのかね?」
「僕は死んだら地獄へ行くんでしょう?...あなたは知っているはずだ、僕がどんなに悪くて、ダメでどうしようもない人間だということをi」
「君がいつもそんなことばっかり考えてる、どうしようもない人間なのは分かるが...私は地獄なんてところは勿論行ったことないし、知らんのだよi」
「えっ、あなたはすべてをご存じの神の代理のような方なのでしょう?、何故分からないのですか?」
「現実に知らないから、分からない、と言ったまでだ...君と同じようにね...」
「じゃあ、人間は死んだら天国にしか行かないって訳?」
「地獄が分からないと、天国って訳か...地獄のことを君は色々想像して恐がってるみたいだけど、天国のことも色々想像しているのか?、まあ、楽しけりゃいいんだろうけど...」
「そりゃ、そうだけど、今は現実に死を前にすると、地獄の恐怖が迫ってきて、いたたまれなくなっているんじゃないかi」
「だから、君は何故私がここに来ているか、ということがまるで分かってないんだi、どうしようもない!...君は私の知らない、地獄のことをそんなに知りたいのか?、地獄に行きたいのか?...ええっ、どうなんだi...くそっ、とっとと地獄へ落ちやがれ、だi(天使にあるまじきお言葉i)」
「じゃ、地獄というのは、僕の想像の産物だということですか?」
「想像の産物?i...しかし、君が今、恐れを感じているのは、想像上のことじゃないんだろう?...それは地獄的な思い、想像に過ぎないものが固着してその思いに囚われてしまう...それを地獄と言ってもいいかもしれない...さらにそれは神がそうさせていると思い込むことで、ますますその地獄的想念は強固となり、そこから離れることが難しくなってしまう...」
「神がさせているんじゃないんですか?」
「知らんi...だから言ったろうi、私は知らないんだってi...きっと神も知らんのだろう...想像も、創造も出来ないだろう...人間以外のすべての生き物に出来ないことが、人間には出来るらしい...勝手に想像して、あたかもあるかのような世界を作り出して、勝手にそこに落ちて行くんだi」
「神はどうしてそこから救ってくれないんですか?」
「バカを言うなi、神がその苦境に加担していると信じてるくせにi...それが永遠の地獄を作り出すんだi」
「地獄っていうのは、神も天使も知らない世界なのか?...」
「そう、人間にだけは神の無い世界を作る自由がある」
「自由?」
「しかし、その行き着く先は、全き不自由な世界~地獄だi...で、どうなんだ、その地獄の思いから自由になりたいのだろう?」
「自由になりたいよi、けど、神も恐ろしい...神が永遠に支配している世界からも自由になりたいよi」
「神の支配?...どうしてそう色々囚われたがるんだ君はi...支配、何かのシステムみたいなもの...君の世界のことからどうしても離れられないらしいね。それこそ地獄みたいだi...私は、何かの命令でここに来ている訳じゃないのだが...」
「じゃあ、何故?」
「それは君が今、言ったことだよi、地獄も、恐ろしい神も、諸々の重い思いから自由になる...それを分かち合いにだよi...君のその、何かに支配されたような頭に向けて、こう言いたいね、神とは自由だi」
「どうしたら自由になれる?」
「ホント~に君は何も分かってないんだなあ...何で私がここに居るのか...知りたければこの魔法の鏡を見ろi」
「ああ~っi...」
すると、あっという間に天使は消えて私と一つになったか、と思うと...
すべての思いも消えて、すべての恐れ、トラワレからも解放され、眠りについたのだった...
僕は死んだのだろうか?
いや...目覚めたのだi
それは夢の中で眠りにつく前と同じだった...
愛と平安に包まれていた...