からくり出張所

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九州漫遊・大楠礼讃

2006年02月21日 17時54分25秒 | 佐賀のこと

 佐賀県武雄市は、宣伝が下手なのか県庁でも温泉といえば嬉野を推奨する状況が続いています。昨年、日本観光協会の知人から俳人・黛まどかさんの佐賀県取材時の目玉を幾つか聞かれたので武雄温泉も推薦していたのですが、結果は嬉野温泉になってしまいました。「すいません、県庁さんの推薦だったので。」とは担当者の弁。理由は分かりませんが、県内でも武雄温泉の認知度が低いのでしょうね。かくいう私も泉質の良さを先日まで忘れていました。(汗) 東京在の高校の友人は、「武雄のお湯はぬるかぁーとゆうて一段下に見られよっけど嬉野の湯は熱かけんが水で薄むったい。そいけんがお湯は武雄の方がよかとよー。」と武雄弁丸出しで語ってくれます。なるほど一理ある。いかがでしょうか(笑)

 ところでグローバルに誇りうるものは何と言っても3,000年の楠です。近所の飲み仲間酔考先輩は、歩く骨董辞典でもあり木工おじさんでもあります。木材と聞くと目がなく見ただけで材質を当てる達人です。この方と一昨年の連休に武雄・有田と遊びました。その時を思い出すと今でも宴会の度に出る言葉は「楠は凄かった。思わず涙が出そうになった。」、「特に武雄神社の楠は、侍が仁王立ちになっているように見えて離れ難かった。」と直参旗本の子孫である酔考さんは述懐します。  この辺の話は、私のホームページ連休阿房列車として紹介していますので珍道中を笑ってやってください。 それはともかく、人里離れた森林ならともかく古代より開けた武雄の地にこれだけの巨木が密生?しているのは希だと思います。楠は人間が好きで共生したいのかも知れません。

 前置きが長くなりましたが、前回行けなかった塚崎の大楠へ一人でぶらりと行ってきました。この楠は、武雄神社の大楠に隠れてなかなか見る機会も少ないと思います。武雄市民の方でも見た人は意外に少ないような気がしますがいかがでしょうか。この木も迫るような迫力です。 巨木には魂が宿っているとよく言いますが、武雄の大楠達を見るとこの言葉が実感できます。半日あれば見ることができる自然、更にはご先祖様からのの贈り物、この先も大切にしていただきたいと思いました。

ということで一昨年の写真も含めて大楠3本を並べてみます。

Kusu_kawago これはおなじみの川古(かわご)の大楠。日本3位でしたっけ?

この近所に川古温泉という冷泉があって年寄りに連れて行かれたことを覚えていますが、復活できないものでしょうか。

Kusu_takeo 武雄神社の大楠です。幽玄さでは一番です。私の高校時代は根元出入り自由でした。意外に不純異性交遊の場所だったかも。身に覚えのある御仁も色々・・・・今思うと可愛いものです。(笑)

Kusu_tukazaki 塚崎の大楠。これは意外に見る機会はないと思います。実は私がそうでした。

この3本の大楠を見ただけでも武雄に行った価値はあったと思っています。

今回は評論抜きに自慢できるものの紹介でした。