からくり出張所

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武雄市長選と公開討論会

2006年03月26日 22時03分32秒 | 佐賀のこと

 佐賀県武雄市の市長選挙があと一ヶ月弱と迫ってきました。若き畏友の樋渡啓祐氏が職を投げ打ち、生まれ故郷の再生に人生をかけて帰郷したのが昨年末です。地盤も知名度もない出発から3ヶ月、鬼気迫るような講演会と地元の挨拶回りの甲斐もあって次第に認知されてきているようで嬉しく思います。

2月上旬に武雄を訪問した際は、樋渡氏がどういう人物かまだ知られておらず、恩師や知人に彼の人となりを紹介することに努めました。 政策論争などはまだまだで、名前をいかに知ってもらうかの時期でした。「若すぎる。」とか「霞ヶ関の人間では武雄は無理」という屁理屈で排除しようとする雰囲気も今よりも更に強かったと思います。

ところが、最近では具体的な未来の武雄市の姿を描いた38項目の政策提言集、連日の講演会等によって新武雄市をどのように創り上げるか樋渡氏の考え方を分かってくれる人が増えてきたように思えます。となると対立候補の現市長は、これからをどのような政策で進めていくのかを公開し、同じ土俵の上で樋渡氏の政策と討論して選挙に臨んでいただきたいと思います。

「まだ若い者には任せられない。あと一期やらしてくれ。」では武雄市は座して死を待つことになると思います。 古い市民の私にはこれまで武雄の姿は殆ど見えてきませんでした。県庁も佐賀県の温泉として推薦するのは嬉野です。聞こえてくるのは温泉街を始めとする旧市街地の衰亡の話ばかりで、武雄は一体どうなってしまったのだろう。・・・・・

この現状のなかで従来と同じ政策を採る限り更に事態は悪くなるばかりです。 大きく舵を切って次世代へ引き継げるような新武雄市を創り上げる時期にあると思います。 一昨年の湯陶里市騒動にすっかりあきれはて、合併協議会等々の不甲斐なさは私の紀行文で書いたとおりです。

インターネットで探しても現市政が今後武雄をどうしたいのか各論がさっぱり見えません。もし、具体的な政策討論のないまま現市政が継続すればこれまで以上に地盤沈下することは目に見えています。ここは若人に胸を貸すという大物の立場で公開討論会に望んでいただきたいものです。

同じ高校の先輩でもありますので衷心よりお願いする次第です。

と、還暦近い東京在住の古い市民は選挙戦の新たな展開と日本のみならず世界に誇りうる新武雄市の誕生をワクワクしながら待っています。