胃カメラの結果に気をよくしていたものの、その一方でカミさんは骨密度が低くなりつつあるとの結果。水泳のように重力から逃れるスポーツのみでは宇宙遊泳と同様に骨密度が下がるのではと周囲から云われたこともあり、一昨日ウォーキングを思い立ったのでお付き合いしました。
折角なので桜見物としゃれ込んで、まずは四谷から飯田橋まで内堀沿いを歩きました。寒かった今年の冬ですけど桜前線は一気に進んで早六,七分咲と云うところです。
四谷駅すぐそばの雙葉学園前はご覧のような様子です。これが市ヶ谷駅を越えて飯田橋駅まで続いていました。正午前というのに早くも場所取りの人が散見されましたが、花冷えのこの日、大変寒そうでした。ご苦労様(笑)
飯田橋の鰻屋で昼食後、靖国神社へ向かいました。境内は殆ど花見の体勢で参道には露天がずらりと並んでいます。が、今日は飲まない花見を誓っていましたので横目で見るだけにして本殿参拝へまっしぐらです。 今話題の靖国神社ですけど何故まあ政治問題化するのか不思議です。素直に手を合わせる人も数多く、この場所を恣意的に利用している人や国々に胡散臭いものを感じてしまいます。
実はこの櫻は、十数年前に亡くなった義父が上京して同期生とともに植えた櫻です。海軍十三年櫻(ひとみさくら)と呼んでいますが、この場所に来る度に同期に会った気がすると云っていた櫻です。このような思いが境内の桜の木々に込められているようで静かにそっと鎮魂する場所だと思います。
折角参拝したので改築なった遊就館へも行ってみました。これまで雨ざらしだった参考品がすべて室内に取り入れてあります。入り口には零戦五十二型の復元機が置いてあります。生まれて初めて見る実機に感動しました。 この飛行機だけでも凄いのにこれを数十機搭載した空母を運用していたと思うとそのシステム構築技術は並大抵のことではないと技術的観点で驚きました。そのような国を二度と立ち上がれぬようにするのも相手国から見ると当然かなと思わされた一瞬でした。 遊就館の出展物を見ると涙無くして見ることの出来ないものも多いのですが、今回は足早に失礼してしまいました。
人でごった返す千鳥ヶ淵に入りましたが、しばらく身動きが取れません。櫻は今からが見頃です。お堀にはボートが沢山出ているのでカミさんは乗りたがっていましたが、待ち行列を見て断念し写真に専念しました。
数年前に酔考さんと出かけた千鳥ヶ淵は、雪模様で水面からは水蒸気が上り、その上に櫻が覆い被さるという異様な花見でしたが本日は誠にいい景色です。やはり日頃の行いが勝負のようです。(笑) この先皇居のお堀沿いを半蔵門まで桜見物し、麹町から引き上げました。この間14,000歩を数えたのでまずまずの収穫でした。
私はその後昔の仕事仲間と室内花見で宴会だったので歩いたことは帳消しです。酔っぱらった歩いたのか帰宅後の万歩計は二万を越えていました。(汗)