やれやれと腰をおろしたらもう17時をまわっています。先日の北裏鉄道運転会で長い間動かしていなかった機関車の不調を発見したので気になって一部の機関車に火を入れてみました。特に手首の不調のために運転を避けていた重量級機関車のDuchess と Berkshireの二両としました。 いずれの機関車も満足できる動作をしてくれました。特にDuchessは四気筒の排気と火室内のステイの効果で安全弁を噴きっぱなしでした。やっぱり性能のいい機関車です。
引き続き更に重量級のBerkshireをベンチマーク用コロに載せて準備を始めました。 実はギャラリーに酔考さんを迎えておりまして、この機関車をお見せするのは初めてです。 慣らし運転終了前に運転を休止したものですから本体の油の回りとともに操作にも慣熟していないため扱い方にぎこちなさが残っています。 それでも何とか火を入るとボォーット云う音とともに圧力が上がりました。しかしながら水を入れ過ぎたせいか汽笛弁を押しても水を噴きだしてしまいます。 エンジンを暖めるためにドレイン弁を開くと水平に凝結水を排出し次第に白い水蒸気へと変化していきます。 排気音はDuchessよりも重厚に感じます。こちらのシリンダー径は15mm、Duchessは11mmなので4mmの差は面積の大きさとして効いてくるので音の感じは違ってくるようです。
そうそう最初の注水時に第4動輪下から水が漏れました。 「あ、水圧ポンプだ。」と仲間から聞いていた水圧ピストンリング径の緩さに因るようです。一年前の試運転時には目立ちませんでしたが、やっぱりリングを交換した方が良さそうです。 運転時には圧力がかかるので多分リングが潰れて耐圧が出来ると思いますが、いずれ摩耗すると早めに洩れることでしょう。 手押しポンプから注水も以前よりも気持ち時間がかかったような気がします。が、このまま続行することにしました。
加減弁と逆転弁を操作し、低速から高速と順調に運転が続きます。が、最初の水が多かったのでバイパス弁は開けたままです。 そろそろ自動注水に切り替えて水圧ポンプの具合を見ようとしたところで、何とまあ燃料切れで断念することになりました。 この機関車の燃料タンクは500CCという大きさがあってもバーナーは4本あるからあっという間に燃焼してしまいます。 ところが、本日の燃料は100cc程度しか残っていませんでした。 従って、肝心な確認をする直前に中断することになりました。 明日再チャレンジしてみる気になっています。
この写真も以前のものですが、こんな感じで動かしておりました。
春のような暖かさに誘われてかなり無理な運転をしてしまいました。 お付き合いいただきました酔考様ご苦労様でした。