からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
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土砂降りの北裏運転会

2008年06月22日 20時15分53秒 | ライブスチーム

 今日はいつもより2週遅れの吉祥寺・北裏鐡道運転会ですが、生憎のお天気です。それでも午前中は何とか小降りで収まっていました。身内の命日だったので線香をあげたりお参りしたりで色々あって出かけるのが遅くなってしまい、到着したのが11時過ぎ、まだお天気は大丈夫のようです。 会員も早々と到着しワンラウンド目の運転は既に終了です。

急いで準備するのですが、やっぱり小道具を忘れています。水圧ポンプレバーがありませんでした。あとは・・・・ありません。(笑)

おっと、肝心の機関車の紹介を忘れておりました。我が家で一番古参の歯車機関車Climaxであります。どのような機関車であるかは下記の写真をご覧下さい。

Dc020802 二年前の写真ですが、歯車で減速し牽引力をアップした森林鐡道用機関車です。6軸を歯車で駆動する珍しいものです。(以前紹介しました) 最近、この機関車の点火と燃焼方法について読者の方から質問されたのでノウハウを回答したのですが、再確認の意味もあり、この機関車を本日の主役としました。

ところが、ポツリポツリと大粒の雨が落ち始めました。おそらくこのまま本降りの雰囲気です。しかしながらこの機会を逃すと確認がまた先になりそうなので構わず作業を進めることにしました。

Dc062417

水を入れ、ガス充填、次に煙室扉を開きます。ガスコックを2/3程度回してシューッというノズル音がするのを確かめて点火します。ピョーッと甲高い音がしたので煙室前方から覗き込むとセンタフリュー管内で燃焼していることを確かめコックを微妙に回して燃焼を安定させます。

 これで5分程度、安全弁が4kg/cm2で吹き上がりました。 この頃から土砂降りです。運転会場もテントの下から隣のオーナの作業小屋へ移動し、残っているのは私ともう2名です。頭からぐっしょりですが、離れるわけにはいきません。ラジコンの加減弁を倒すと回転がグーッとあがり、雨の中を疾走します。煙突から水が出始めたので注水も問題なさそうです。 ここでリターンバルブを開いて注水をカットしておきました。

Dc062412  雨の中、時折安全弁を噴きながら疾走する光景は26歳とは思えぬ元気さです。これなら沢山牽引出来そうですが、この雨では貨車を借用するわけにもいかず適当なところで運転を止めることにしました。

やめて良かったことは注水用のシリコンパイプが抜けていました。このままにしておくと空釜を焚いてしまうところでした。 後始末も出来ない降りにそのままテントの下に移し、運転を終わりました。 昼食は作業小屋の中、模型談義に花が咲きましたが、残念ながら恒例の記念撮影はお休み、楽しみは次回まで延期です。 他人様(ひとさま)の運転は自分のことに懸命で殆ど見ておりませんでした。写真も一枚も撮らず此処に載せることも出来ません。とにかくひどい雨でした。でも頑張ったからよしとします。

懸命になると雨など関係ないと云うことがよく分かりました。(笑)

ライブスチームの運転は3ヶ月ぶりでしたが、日頃の行いに天誅を加えられたのかずぶ濡れ運転会となってしまいました。色々と手際が悪くなっている自分を発見し大反省です。 気が付いたことがあったらまた追記するつもりです。

(6/24記)

事務局長Sさんの写真を拝借致して当日の運転模様を入れました。 ありがとうございます。ずぶ濡れになりましたが、調子よく走ったので満足致しました。