からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
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運転室拝見(9)

2009年11月20日 23時17分48秒 | ライブスチーム
 Spamcan2 威勢良く安全弁から蒸気を噴き上げています。今年の一月に完成した英国SOUTHEN鉄道のBattle of Britain級 SpamCanです。ひょんなことで手に入れたものですが、この機関車は玩具のような外観が好まれていないのか国内で所有する人は僅かのようです。ところが作ってみて思うのは、大変複雑な機構を巧みに設計された機関車でした。実物は動輪の弁装置を密閉したオイルボックスに入れてメンテナンスフリーを狙った機関車でしたが、走行によるガタ付き、オイル漏れ等々そうは問屋が卸さなかったようです。この模型のほうも実物を可能な限り模型化しています。さすがに弁装置を密閉しチェーンドライブまでは取り込めないので弁装置のブロック化を実現しています。この部分の組立は面倒でしたが、他の機関車のように微妙な弁調整が要らなかったので総合組立は楽でした。三気筒エンジンによる走行性能もなかなかのものであることを今年の新春北裏鐡道運転会で確認できました。

と云う機関車でありますが、運転室は英国型の機関車に共通のオーソドックスな構造です。

Spamcan2_cab 赤いレバーが加減弁です。左から通風弁レバー、その下は逆転機、圧力計、注水逆止弁、水位計とドレイン口です。ボイラーはC型ですが、焚き口は付いていません。

Spamcan_cab運転室を被せるとご覧の状態になります。通風弁と逆転機が位置によって当たってしまうことがある点が設計ミスと思いますが、古典的な配置なので扱いやすいと思います。 編成ごと洗車機に入れるために設計したという流線型もどきの形状なので引っかかる箇所もなく、長さも小型ケースに入るサイズなのでヒョイと持って行けるので運転会の出場回数が増えてきた機関車です。

Spamcan_steam 運転室ではありませんが、他の機関車と大きく違っている箇所なのでご紹介します。これはボイラー前面の煙室です。ボイラーを覆い尽くすのではなく巨大な煙突直下の小さな箱です。矩形の真鍮は過熱管からつながるエンジンへの給気筺です。給気はご覧のように大きくくねって各シリンダーにつながっています。左下にちょっと見えるのが中央シリンダーへの給気管です。中央の太い銅管はエンジンから戻る排気管です。中央のネジは潤滑油タンクの蓋です。集合排気管に設けた4つのノズルから蒸気が排出されることで意外に大きな排気音と燃焼効果をもたらしているのもこのライブスチームの特徴?と言えそうです。

前回紹介出来なかったもう一台の英国型機関車の運転室を紹介致しました。この機関車の組立詳細は弊Homepageをご覧下さい。

この運転室シリーズは少々息切れ気味ですありますが、気が向いたらまた次を紹介致します。動かして楽しむライブスチーム、45mmゲージクラスはこのように簡単な運転室ですが、仕掛けは実物と変わりません。小型機から蒸気で動く蒸気機関車(笑)を始めてみませんか? あ、別にメーカーさんの回し者ではありません。

ここまで読んでいただきありがとうございます、次を何にするのか考えねば?米国型、終わったかな?


畳替え

2009年11月20日 10時42分10秒 | 偶成

 模様替えの仕上げがやっと出来ます。 今日、残った最後の作業の畳替え、朝早くから荷物を移動し,先ほど持って行って貰いました。夕方戻ってきてまともな部屋に仕上がります。天井裏を覗き込んでみましたが、多分家を造ってから初めてのことかも知れません。およそ30年のホコリがあちこちに溜まっていたのでいままで掃除していました。昔なら新聞紙を敷き込んであったのですが、それはありませんでした。

昨日とは打って変わった折角のお天気でありますが、こんな具合にまだ家の中です。これから駅前まで用足しを兼ねて散歩してきます。家人は娘と何処かへお出かけで家事労働は小生の両肩にのしかかる本日です。まあこれもいいか。(苦笑)

昨日は松田で雨の中ミカン狩りでしたが、結構な収穫に満足したので今日はお仕事専一にガンバロー。