からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

冷蔵庫の謎

2010年03月22日 23時14分50秒 | からくり情報

 昨日はすごい風でした。おかげで予定した旅行がパーです。

 一年の締めが終わったし、下期の講義計画も提出したし、やっとのんびりしようと熱海市・初島に半年ぶりに上陸しようとしたら船が欠航。 少々の嵐でも運行する船が止まったのはよっぽど荒れたのでしょう。 三連休とあって別の宿も取れそうもなく当日の朝中止と決めました。当日の公共交通もめちゃめちゃの状況で身動きのとれなかった一日でした。 彼岸の中日に出かけようとした仏罰か? 今日の50km渋滞という帰路の高速道路報道を見て、「出かけなくてよかったね。」と家族で慰め合っていました。(汗) この6-7年で欠航経験は二度目ですが、連絡が早かったので途中Uターンでなくて幸いでした。 

おかげで予定が空いてしまった本日は、年末から考えていた10数年ぶりの冷蔵庫の取り替えプロジェクトになってしまいました。製氷機能がよく壊れる現冷蔵庫を退役させ新たなものを就航させます。 もちろん低電力化でエコポイントも頂戴するのです。

10年?ぶりの買い物で想定外だったのは野菜室の位置でした。 近年の冷蔵庫は、数段に分離した冷蔵・冷凍室と両開き扉が主流です。我が家の3代目の冷蔵庫は上から冷蔵室、野菜室、冷凍室にの3つに分離され消費電力は更改の度に激減してきました。

Dc032201

 で、貯蔵室の順序は、上記が当たり前だと思っていたのは大間違いで 一社を除き 冷蔵室 -> 冷凍室 -> 野菜室 と中段に冷凍室を置いているのが日本メーカーの現状です。 しかも冷凍室の容量が大きく製氷、急速冷凍室と新たな扉もできています。

 腰をかがめて白菜、キャベツ、大根などの大型野菜を最下段から出し入れするのは歳とともにつらくなりそうです。 が、冷凍食品優先(と見える)位置は、生野菜の出し入れよりも冷凍食品の利用が大きく増えたことを証明する事例のようです。

単純な発想でありますが、野菜室の位置が最下部になったことは日本の食生活が素材調理から調理済み食品の再加工に変化した証明ではないでしょうか?それにともなって食生活も大きく変化したのではと云うのは専門家の家人です。

冷蔵庫の所有&最大利用者である家人は他メーカーの新機能を退けて 野菜室優先 とし、T社 に決定しました。 この会社しか選択の余地がないので仕方ありません。  T社が狙ったのがこのことであれば年配者に嬉しい販売上の判断と思いました。

 本日のプロジェクトの感想は以上です。 我が家のように腰痛持ちから見ると当たり前の判断と言えそうですが、各社とも主要製品からいつの間にかユーザの選択の余地をなくしたのはどうしたことでしょうか? 機能的には他社と同等なので不満はないのですけど比較検討で悩まなかったせいか違和感も残ります。

 物理的に考えると低温部は下部、温度の高い部位は上というのが構造的に素直でしょう。新調する冷蔵庫も上下二つに分離し温度制御するように作られているようです。贔屓目になりますが他社よりもまともな設計だと思います。 しかしながら他のメーカーが野菜室上部版を残さなかったのは謎です。 生産ラインを増やしたくなかったからでしょうか?或いはもっと大きな利点があるからでしょうか?  謎です。(苦笑)

さて、皆さんのお宅ではどのような冷蔵庫をお使いですか?

そういえばもう一つの謎を思い出しました。電力会社が売る IH ヒーティングです。 IH いわゆる 鉄損 で熱する方法が生火を使うガス器具にも負けない熱効率であると思わせる宣伝ですが、そうなのかなぁ-? 理科で教わったことに反するとずーっと考えています。  機器を入れた総合的価格戦術のせいだろうか?  謎だぁー(苦笑)