用ができて先月24日から鯖江市と福井市に行ってきました。空いた時間で以前から行ってみたいと思っていた永平寺に参詣し、道元禅師の心に触れたつもりでありますが・・・? この古めかしい駅舎は木造のえちぜん鐡道・永平寺口駅です。 永平寺までは2002年頃までは鐡道があったようですが、残念ながら現在はバス路線になっていました。
この駅をもっとじっくり見たかったのですが、乗り換え時間がなくてちょっとだけになってしまいました。
レイアウトにぴったりの駅舎です。
じつは福井から乗った えちぜん鐡道・勝山行きにNHK福井の取材班が乗り合わせてアテンダントの活躍ぶりを撮影していました。「撮ってもいいですか?」といわれてOKしたら家人ともどもアテンダントのサービスについてインタビューまで受けてしまいました。 放映されたのでしょうか? 当然のことながら福井県限りだったのでOKしたのです。(苦笑)
さて永平寺はまだ冬景色、とはいえ若い修行僧の機敏な動作には熱がこもっていて気持ちのいいものでした。町の若者には滅多に見られないいい雰囲気を感じました。 帰路、バスの中から小雨交じりの道路を歩く雲水の姿を見つけました。墨絵の世界です。
初めての福井の町でしたが、いい雰囲気を感じました。 しかしながら戦災で焼失、福井地震で壊滅と大変な厄災にあった町だったことを知りました。古くは柴田勝家、幕末は松平春嶽候の藩だったのでその治世の片鱗が残っているように思いました。
町の中を走る路面電車があるのもこの街の雰囲気を盛り上げていることの一つでしょう。 武生行き 福井電鉄?
お土産は、福井出身の若い畏友から聞いた塩練り雲丹、雲丹豆等々。まだまだ美味しいものがありそうでしたが、殆ど回る時間がなく次の機会としました。
この旅で勲章を貰った蒔絵名人とお話しする機会を得ました。素晴らしい作品も色々拝見させていただきましたが、漆工芸の世界が次第に縮小していく現状を知りました。分業体制にした結果、職人技の継承が大変困難になっている現実をどうすれば打破できるのでしょうか。
他所(国)の誰かが作ったものを組み立ててシステムを作り上げているコンピュータ業界と相通じると云う話で盛り上がりました。 素晴らしい作品と数十年蓄積のノウハウ話、大変ありがとうございました。福井県の国際交流会館にかけられた大きな蒔絵作品も見学することができました。
ほんの一部ですが、福井の旅で覚えていたことをメモしておきました。