昨日はご前中に用ができて冷たい雨の中を目黒方面に出かけました。 用を終えるとフラフラしたくなってその延長線上にある(でもないか)アスターホビーの営業氏に電話。「会社訪問したいのですが・・・」
という次第で突然の会社訪問です。要は何かモノ作り現場を見たくなりました。何か買いたいとかの目的があったわけではありませんが、やっぱり面白いのが最近の模型世界のお話であり、欧州の不況がひしひしと伝わります。とは云えライブスチームの盛んな国々の底力も感じます。何かを企画するにもその国々を無視できないのは後進国日本の実情です。彼の国の伝統を見れば仕方のないことで層の厚さが違います。 と彼我の実力の違いを社長氏より聞きつつ洗脳されていく私でありました。(苦笑)
手を出さなかった木曾森林鉄道蒸機ボールドウィンの出来の良さを話していると、ディスプレーが出現し、まだ出荷前という貨車を連結してもらえました。「出ましたログカーだ!」 ほぼ本物に近いからくり風の出来の良さに感心しましたが、時既に遅しで、予定数完売とか。「1台ぐらいないの?」と聞いても「ありません。」とにべもない返事です。手に取ってみると実によくできておりますが、知らなかったなぁー。ウチのClimaxの牽引車両として最適だったのにと、散財を免れました。(笑) この車両のメールは散々もらっていたのですが、見るもの見えず状態だったようです。 いつもの後の祭りでした。 注文されている方は大いに期待していて良さそうです。最近このようなことの多い私であります。 ヤフオク忘れていたしなぁー(汗)
まあ、突然到来したB20が裾野で10数両の貨車を牽引するという思いのほか高性能だったのでよしとしています。
中期スパンでの開発計画をそれとなく聞いてみると楽しみでもあり諦めもつくというところでありました。近々の超豪華蒸気機関車には三猿を決めこむこととしました。誰か入手しないのかなぁー。 中古を探るも帯に短し襷に長しであると悔しがる見学となりました。
折しも連休に発売するという英吉利國鉄BR 5MTの部品チェックの真っ最中、ミスしていいなら手伝ってもいいと思う楽しい?現場でありました。
この機関車は数年前に出たBR 9F Eveningstarと同じピストン弁シリンダーを搭載した高機能機ですが、コストダウンを図って意外な価格です。 でも9Fが居るので買いませんけど。(汗)
それにしても趣味製品市場はグローバルに厳しい昨今であります。この趣味のメッカである英国でもかなり縮小均衡のようですが、それでも日本とは比較にならない底堅さを持っているようです。
とはいえ、同じ趣味人としては景気の高揚とともに趣味市場の活性化を願ってやみません。 自分の楽しみでもありますが、これまで作ったり遊んだりして汽車ポッポ類を一台ずつ講評するのも金もかからないし、ここのネタとしていいのかなと思いついたのですが、さてどうするかです。
ショールームでは新旧二種類の四気筒蒸気機関車の進化について比較説明を受けてしまいました。19年間での製品の進化には確かに素晴らしいものがあります。手前が古いキング、奥がキャッスル。奥の色合いが正しくてキングの色には日本では感じませんでしたが、当時英国で大きなクレームが出たようです。おらが機関車という雰囲気の残る彼の地ならではのことですね。 両者の発売順は時代とは逆ですが、どちらも1920年代に160km/h走行をしていたのですから機械文化のレベルが違います。 これらの機関車も模型でありながら四気筒で走るから驚きです。同じ大きさの機関車であれば出力も二倍、ボイラーの効率化が求められます。キャッスルではボイラー形式がC型+水管2本と機能アップしていました。
このような雑学はライブスチームを始めていなかったら全く知ることのないことでした。 最近とみに英国型への興味が増しますが、お亡くなりになったライブスチーム界の重鎮だった渡辺さんや植松さんが英国型をこよなく愛しておられた理由を何となく知ったような気がします。 あ、この二つの機関車の裏返し写真を撮り忘れていました。
意味不明(笑)ですが、ショールームのスターリングシングルをパチリ、百年前?の超高速機関車です。120km/hを出していたような記憶があります。たまに北裏鐡道で目撃する機関車です。更にその確率が上がるかも知れません。
突然お伺いしたにもかかわらず貴重な時間ととっていただきありがとうございました。二階のショールームの機関車類を眺めていると時を経つのを忘れてしまい、帰宅を約束した時間から一時間半遅刻しました。予定は入っていなかったのでもめ事は出ませんでしたけど。