それほど熱心な読者ではないのですが、塩野七生氏のエッセイにはいつもグサッと抉られるような印象を受けていました。つい最近手にした文春新書2冊を読み進んでいるとこの國の行く末が案じられてくるから不思議です。月刊文藝春秋に連載されたものをまとめたもののようですが、こんな本を読んだ上で選挙に行くとまた違った結果が出るのかもしれません。 なかなか考えさせられる本です。今朝、日経にその広告が出ていたので書いてしまいました。
「日本人へ・リーダー篇」、「日本人へ・国家と歴史篇」 文春新書
日本の外から日本を見ると全く違ったように見えるようです。日本の常識は世界の非常識だったかな、こんなことが思い浮かびます。そういえば高校時代に日本史よりも世界史をしっかり学ぶようにと云われていましたが、あれは真理かもしれません。 「歴史を書くときはそのご本人達に会いに行くのだ」という話にはなるほどと思いました。 なぜか内田百閒の深夜の初会を思い出しました。