気分転換にふらりと出かけたものの何処に行くかが定まりません。もう15時近い時刻でした。 こんな時には先ず新宿に出て目に入った電車に乗ることにします。大宮行きに乗り赤羽で京浜東北線に乗り換えて王子下車という非効率なルートと云えば都電乗車です。 土曜日のせいか大変混んでいました。寺田寅彦随筆集に出てくる市電の混雑を思い出して混んだ車両を見送ると次またはその次は必ず空いているの話通り、二台目は何と座ることが出来ました。 そのままガタンゴトンと終点三ノ輪橋へ。
と思ったのですが、終点一つ手前で降りると商店街アーケード終端です。都電の写真を撮るのにもなかなかいいポジションでした。
このカーブの向こうから都電の現れるのを待つ気分もなかなかいいものです。
しかしながらそんな時にはなかなか現れません。気を抜いていたら撮るタイミングが遅れてこんな具合。まあいいか(汗)
三ノ輪橋商店街はなかなかいい雰囲気でありましたが、そのタイミングからデジカメからアナログカメラへ切り替えてしまいました。デジカメ写真なし。 久し振りにフィルムを詰めたのはコニカ・ヘキサーです。この35mm/f2レンズの描写はなかなかなんです。(笑) これで撮った写真、さてどのような結果になるかが楽しみです。それにしてもここの商店街は活気に溢れて面白いと思います。所々シャッターが降りているのは気になりますが、それでも我が地元商店街よりずーっと元気です。大手のチェーン店が少ないのもいいですね。
ところが、またもやなかなか電車が現れません。
ここでしばらくボンヤリしていると来は来は、電車が団子状態になっています。簡単な線路は一なので保持できる電車の数は3両か4両だと思いますが、この時は三両でした。
コンデジの望遠を一杯にして撮りました。望遠で圧縮された薔薇の向こうの都電をイメージしたもののちと違う結果となってしまい余した。
電車がつかえると運転手も焦り気味で乗客を詰め込んで出て行きました。そのあと即座に次の電車がホームに入ります。 というのがこの写真の状況です。 私のレイアウトでもたまにやる光景です。 入れ替えポイントは車輪のフランジで作動するスプリングポイントです。
こんなことをしながらちょっとだけリセットできた昨日の小さな旅でした。
都電のあとはバスで浅草へ出てハヤタカメラとハヤタカメララボへご挨拶。当初は立ち寄る予定がなかったので修理を頼もうと思ったものを携行せず残念。最近委託が好調のようで商品が消えかかるので売るものを持ってきてくださいと頼まれた次第。 しかしながら、いいものは売りたくないしなぁー? ラボのOTOMENさんからは、女性のカメラ修理が増えおり、しかも女性カメラマンは熱心にフィルムカメラを使っている人が多いとのことです。その点男性陣は撮影よりも道具に執心してしまい、カメラ使いに関して負けていると精進不足を指摘されてしまいました。(汗)
そういえば、三ノ輪橋電停でもNikon一デジに大口径望遠を付けた女性が熱心に撮影していました。恐るべし女子パワー。