からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
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飛鳥山に遊ぶ

2012年04月06日 10時36分30秒 | からくり情報

 ひょんなことで生まれ故郷の図書館・歴史資料館の図書選書委員なるものを仰せつかってしまいました。学識経験者でもありませんが、折角の機会なので故郷の本好きな方の参考になるものを推薦できればいいなぁーと思います。 工学系の畑を歩んできたのでその方面から光を当てて見るとまた違ったものが浮かぶのではないかと考えます。堅からず柔らかすぎず、さてどのような本に行き当たるのだろうかと思案中です。

ところで花爛漫の季節になるとどうしても落ち着かなくなります。昨日はちょっとだけチェックに行ったつもりがつい遅くなってしまいました。出かけたのが正午過ぎ、近所の櫻のつもりがふと思いついて江戸時代からの櫻の名所という飛鳥山に行ってみました。 「坂の上の雲」で秋山真之氏の海軍兵学校受験時の逸話に「飛鳥山に遊ぶ」という短文作成があったものの、田舎から出て来たばかりの秋山氏は、「ひちょう、山に遊ぶ」と思ってしまったと記述されたくだりを思い出しました。

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それはともかく櫻は五分咲き、春休みということもあり意外に人が出ています。あちこちに場所取りのシートが敷かれているのはまさに花見シーズン到来でした。最近知られてきた山登りのモノレールアスカルゴには人の列。それもそのはず無料だとか。ただより高いものは無いのでせめて10円は徴収するのがいいのではと思った次第です。

慣れないパノラマモードで圧縮されて写っています。その下は都電の軌道ですが残念ながら電車は通っていませんでした。

Dscn2049

この場所が都電が唯一路面電車となって走る地点、しかも急な上りなのでいい光景を目撃できます。

Dscn2029 公園内にはD51と都電を展示してありますが、この蒸機の運転室がボロボロになりもはや再生不可能でしょうね。日本のあちこちでこんな展示されている機関車を見ると産業機械に対する我が国民の理解度の低さをもろに感じてしまいます。機械は好きでは無い国民性なんですね。どう考えても。

そんな国民性のまま原発やらITCやらに取り組んだのは100年早かったのかも知れないなぁーと思う最近です。

Dscn2034 遠目にはボイラー後端ですが、よく見ると部品は悲惨な状態でした。最初から入れないようにすればいいのに出入り自由でした。価値が分かっていればいつでも動かせる状態にしておくものなんですけど。

ついでに前方を撮るとはご覧の通りです。登ることができないので比較的綺麗です。汽笛と砂撒き管が写っています。

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花見に来て機関車を眺めてしまいました。

この飛鳥山のすぐ前はJR王子駅です。東北本線や東北新幹線の姿も眺められて飽きない場所ですが、我が家からは面倒な位置関係にあるのでなかなか訪れないのです。

P1000921 さて、今週末は大混雑になること請け合いの春の飛鳥山でした。

震災を思いつつ昨年楽しめなかった心を洗濯したいものです。