このところ記事も書かずに山に行ったり、親戚の四十九日法要に出たりで自分の時間が取れずにいました。
そして今朝は金環蝕。某所に書いたのですが、俄仕立ての撮影システムで慌てて撮影しました。急いだ割にはまずまず撮ることが出来ましたが、雲のおかげでかえって撮影は楽でした。本格的な観察をされる方にとっては雲は厄介者かも知れませんが、素人にはかえって手助けをしてくれた感もあります。天文ファンには何も役立つことはありませんが、滅多にない金環蝕についてメモを載せておきました。
午前7時32分の記録ですが、多分この辺りが金環蝕でしょう。金の環というよりプラチナの指輪ですね。
雲がなかったらBE-PALの付録眼鏡をレンズの前に付けて撮るつもりでしたが、この明るさなので大変写しづらく、雲から出た時以外は使いませんでした。シャッター速度が6秒ともなると被写体が動いてしまいます。もちろん赤道儀なとはなくただの三脚でした。
その眼鏡で撮った金環蝕前の7時20分にはこのような具合でした。下から光が漏れてしまいました。
上の写真の3分後の7時23分撮影のフィルター無しのものです。素人写真としては雲があった方がそれらしいですね。(^0^;)
これは金環蝕から10分経過した7時44分の写真です。この頃から雲が厚くなり次第に見えづらくなりました。お腹も空いたのでこの辺で終了としました。
天文写真というか、お遊びでは写したことがあっても機材を考えて撮るという撮影経験は初めてでした。面白いけど大変ですね。
素直でない今回の撮影キットはこのような姿です。
パナソニックG2にMマウントアダプター LMアダプター デッケルマウントアダプターを付け、カラースコパー50mm/f2.8 更に40.5mm径フィルターに シュタインハイル6x30単眼鏡を装着しています。 マイクロフォーサーズでは600mm相当程度でしょうか? 昭和30年代のレンズシステムを現代に蘇らせました。
マニュアルなんてありませんから近所のアマチュア無線鉄塔で無限遠の位置を探り太陽を待った次第です。
これで写せたからよかったようなものの写ってなければとんだお笑い種になるところでした。
BE-PAL付録眼鏡の太陽光フィルターサイズに合う口径の小さな望遠レンズがこれしかなかったので変な姿になった次第です。
しかしながらレンズはいずれも独逸の正統なものばかりです。この記事は前々回まで書いていた独逸シリーズのおまけの話と云っていいかもしれません。
しかしながら雲のおかげでフィルターを使わずに済んだということは、普通の望遠レンズでもよかったのかも知れません。或いは明るいレンズではCCDを焼いたかも知れませんので結果オーライと言うことにしておきます。
早起きしたのでちと眠たくなったお昼前です。でありますが、これから用足しに出かけねばと云うところです。