色々モノを使っている内に使い勝手のいいものが結局手元に残ります。これもその一つ。独逸かぶれというわけではありませんけどね。金環蝕の記事で採り上げたのがシュタインハイルの単眼鏡でした。日本の単眼鏡と違いカメラとのシステムで考えてあります。そしてそれを二つ合体したものが双眼鏡です。
今日も思いつきで書いたので手元の写真で間に合わせましたが、幾つかリストラし結局残ったものがこれです。
手のひらに収まるサイズの3.5x15のオペラグラス?。戦前から戦後にかけて作られたようですが、これは見え具合から多分戦前のもののような気がします。クラシックカメラ屋の片隅に置いてあったものを10年ほど前に入手し愛用しています。
こんなキュートな革ケースが付いています。Carl Zeiss Jenaの純正品でした。まあケースはどうでもいいのですが、優れている点が近接距離が40cm程度なので展示物を手に取って見る感覚になります。単眼鏡と違って立体感があります。
この近接距離は日本の誇るNikonのミクロン双眼鏡 にはありません。確かによく見えるのですが何故その一歩進めるをやらなかったのでしょうか?
友人の経営する麦酒輸入代理店と同じ名前のJENA、いやその逆か。(^0^)
このロゴを見て体が震える人は結構なオタクでしょうか。ましてやカールツアイスにご神体を見る人もいるはずです。
そして同じ双眼鏡を数年前に知り合いの骨董店で発見しゲット。こちらは赤いケースに入ってました。製品番号が100万番あとの細密なロゴに変わっていました。品質保証マーク入りの東独逸時代製品と思われます。この時代の東独は兵器になりそうなものは採算度外視で製造しているので更にクリアな見え方になっています。
こんな具合の製品なのでぶらり旅には手放せない愛用品になっています。問題は小さすぎて何処に入れたのか時々行方不明になることです。
ちょっとした気遣いで意外な製品になっているのを憎らしく思います。頑張れ日本です。
独逸の旅第三弾は、ミニ双眼鏡だけのお話になってしまい失礼しました。しかも古い写真はぶれていました。