大荒れの日がつつく最近ですが、先週の木曜、金曜は晴天に恵まれいい旅行日和となりました。私が選んだわけではありませんが、家人の選定で静岡久能山と大井川鐵道の旅に行ってきました。とは言え、ここで旅行記を書いても仕方がありませんので携行したクラシックレンズでの写真や大井川鐵道の感想を書いておくこととします。風邪が抜けきらずに薬を飲みながらの参加となりました。
新幹線で新富士へ向かい、その後はバスで回るという典型的な小父さん小母さんツワーです。Nikon P310 と RICOH GXR MOUNT A12 + クラシックレンズ でした。
(Tele-Ermarit 90mm/f2.8 f4)
幸いなことにバスの最前列、ご覧の富士が浅間神社に着くまで聳えていました。
(Nikkor 5cm/f2 L39 f4)
本来は櫻の花咲く静岡路の旅であったのですが、櫻は盛りを過ぎておりました。晴天が何よりでした。富士市の富士山本宮浅間大社は初めてお詣りしまし た。
(Tele-Ermarit 90mm/f2.8 f4)
新東名をぐるっと回って昼食は由比へ。
薩埵峠(さったとうげ)が近づくと富士が次第に大きくなります。旧東海道は海岸線ではなく山の上を通っているので一汗かいて上る必要があります。由比から薩埵峠へは格調高い街並みを見学しながらになるのですが、最後は急坂であごが上がってしまいます。その昔酔考さんともご一緒しました。
(Tele-Ermarit 90mm/f2.8 f4)
由比の旧東海道です。此処は車が通るので本来の幅より拡張されていますが、僅かにくねった街並みに旧街道の面影を見いだせます。
(Tele-Ermarit 90mm/f2.8 f4)
そして静岡市日本平からロープウェイで久能山東照宮へ。日光東照宮を造営するためにモデルとして作ったかのような印象を受けました。 日本平へは40数年前の新入社員研修で来たことはありましたが東照宮へは行く時間がありませんでした。想像以上に立派な建物で徳川家の実力に感じ入りました。
(Tele-Ermarit 90mm/f2.8 f4)
日光と同じように欄間の彫刻も見事です。
(Nikkor 3.5cm/f2.5 L39 f4)
日本平ホテルから画角を35mmにして一枚。長寿命のNikkorレンズです。
(Nikkor 5cm/f2 L39 f4)
同じところを50mmで撮ってみました。
(Tele-Ermarit 90mm/f2.8 f4)
翌朝は大井川鐵道へ、ところが時間が厳しくて30分の乗車、そんな具合で機関区内を見るなんてとんでもないことです。
ここはP310で速写体制を取りました。
近鉄の電車が来たのでセットで撮影。
新調したというターンテーブルには小振りのC12が乗っておりました。とにかく見ただけ。
色々な車両が動態保存されているのは最初にこのスタイルを確立していった大井川鐵道ならではだと感心しました。
ツワー客と参加すると十把一絡げなので無知な小父さんを装っておりました。お客を子供扱いしているのはちといただけません。ハーモニカ演奏を聴かせたり、栓抜きの説明をしたりでありました。まあ乗っている殆どが何も知らない人ばかりなのでそれでいいのかもしれませんが、産業文化財を見たい輩もいることをお忘れなく。(^0^)
大井川らしいのは珈琲にこんな細工をして貰いました。これをやっていた連れ合いはなかなか戻ってこずやきもきしたのですけどね。揺らしたのでちょっと崩れました。(^0^;)
(Tele-Ermarit 90mm/f2.8 f4)
途中は省略し、最後はお茶工場見学です。連れから抜け出し玉露用温室を覘いてきました。ズーッとスプリンクラーが回っています。露地栽培とは別格ですね。
(Tele-Ermarit 90mm/f2.8 f4)
お茶の新芽が伸び始めています。このお茶一畝があればいいなと思いつつ写しておりました。
昨晩この牧ノ原台地にも豪雨があったようです。被害が出ていなければいいのですけど。
今回の旅で使ったクラシックレンズは90mmが多かったようです。手の届かないものを撮りたくなるので中望遠に行ってしまうのかも知れません。 APS-C素子なので広角が広角にならないのでその辺りはP310で押さえるようにしています。 こちらは24mm相当なので結構使い勝手のいいカメラです。
取り急ぎ、記憶が消えないうちに古いレンズ中心に書き出しておきました。