迎え火を終えて一息ついています。今夜は「なんでも鑑定団」の日なのでのんびり見ることにします。この息の長い番組にはいつも感心させられます。 中身はたいしたことないと思いますが、長く続くのは司会と鑑定者の掛け合いが素晴らしいと思います。プロデューサも腕がいいのですね。 ちょっと誉めすぎだな。(苦笑)
そのルーツは英国BBCの「アンティーク鑑定会」だと思います。BS放送の始まりの頃NHKで「西洋アンティーク鑑定会」と云う名称でこっそりやっていた番組でした。確かスカリ-さんという方が名司会をしていたと思います。 英国各地で本格的な鑑定会を開催し、その中でも注目すべき品々を値付けするものでした。彼の地ではこれは幾らというのでなく、「保険は最低これだけ掛けてください。」と云っておりました。 後半になると英吉利から飛び出して仏蘭西、和蘭など近隣諸国で開催されていましたが、富は偏在するというのを実感したものです。 おそらく幕末から明治に掛けて渡欧した我が郷里の鍋島、柿右衛門、古伊万里などが突如出場し高評価を受けると喜んだものです。もちろん根付け、象牙細工、真葛焼なども同様で日本の骨董が英吉利で高い評価を受けていました。良いものはやはり良いのです。一流を見ておけば一流が分かる。 人間もそうかも知れませんね。
このような番組、山ほど出来たデジタルチャンネルにどうして出来ないのでしょうかねぇ? あちらの版権が高いのか? 関係者がご存じないのか??? マンネリ感のする韓ドラと通販番組オンパレードに放送コンテンツの薄さを感じる最近です。 この時代の英国鐵道の番組にも刮目すべきものがありました。最近再生して驚きました。
それはともかく、この番組は、「なんでも鑑定団」のようなアミューズメント性はありませんでしたが、品物ごとに詳細な鑑定方法をじっくりと語っているので大変勉強になる内容でした。特に西洋骨董の見方を学ぶには最適でした。今でも当時録画したものを見直すこともあります。
「なんでも鑑定団」、佐賀県武雄市でも開催されないものかと心待ちにしているのですが・・・・・有田を始め焼き物の宝庫の周辺部を併せると大変なお宝が眠っていることには間違いないのですけどね。(笑)
残念ながら蓋無し、平戸(三河内)です。鑑定団に出すようなものではありません。この用途と同じ飲み代対応でしょう。(苦笑)