からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

機関車の修理

2005年07月17日 22時15分09秒 | ライブスチーム
 友人から身内から預かった機関車を直して欲しいといわれ、強制的に送り込まれてうっかりしているうちに1年近くなりそうです。前のご紹介したDuchessが出来たこともあり、あの機関車ならば簡単だと2週間ほど前に分解し、動かなかった原因を突き止めていました。俺は天才だ(笑)などと馬鹿なことを考えていたのです。

 さて、送り込まれた機関車は、山口線を今でも走っている国鉄型C57です。アスターの20年ほど前の製品で軸動ポンプを備えていない初期の機関車でした。
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ところが写真でも分かるように第一動輪の連結棒のピンが何故かはずれており、車輪全体がロックして動きません。ボイラーやピストンがおかしい様子もありません。この持ち主の方は既に他界され何故この状態かさっぱり分からないそうです。友人の義兄がこれを引き継ぎ、是非直して運転したいという話なので引き受けた次第です。
この程度なら簡単だと思って後回しにしておりましたが、いよいよ夏休みに向け手を付け、原因を判明させた次第です。
第二動輪に長めのピンがあって、これにピストンや弁装置とのリンクが繋がっていることがお分かりかと思います。分解して分かったのはこのピンが回転していたのです。これでは弁装置も狂ってまともには動きません。
きっと弁の位相がずれたに違いない。ピンを止めて弁室を開き、弁調整で治ってくれるだろうと万歳をしてしまいました。

 さて、ピントその周辺を清掃用アルコールで何度も洗浄し、くるくる回ることを確認しました。大変だから抜くまでもないだろうと思い、ロックタイトを流し込んで動輪とピンの間隙に入れたつもりです。数時間後、固着を確認、念のために動輪裏をエポキシ樹脂で固め完全を期しました。
1週間後、動輪のみにした車体に連結棒を通し回転することを確認したのですが、修理した側がロックします。そうです原因は全く予想外のことだったのです。ご覧のようにピンが直角ではなく曲がっていたのです。
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どうやらアスターに相談してこれを直角にしなければ動かないのです。ということで挫折中です。
依頼したHくん、今しばらくお待ち下さい。(汗)


草取り三昧

2005年07月17日 21時19分45秒 | 園芸
 先月は体調不良で庭掃除が出来ず、まるで雑草庭園状態になっています。このところ週末は家事手伝いに追われ草取りどころではありません。やっと3連休なので今日手を付けましたが、何とまあ、梅雨明けのような暑さです。日頃の軟弱なエアコン生活がたたって滝のように汗が噴き出しますが、健康のためだと割り切って2時間半の作業を頑張りました。
雑草や枝切りした結果が7袋という大量な結果となってしまいました。本来なら堆肥作成とするべきでしょうが、都会では仕方がありません。これらは少しずつ出すことにします。じつは小型のコンポストを置いているのですが、やはり追いつかない現状です。普段の草取り結果を入れる程度には使えるのですが、サラリーマン庭師のように一時期大量の雑草などが出てしまうとゴミに出さざるを得ません。エコ活動に反するようでちょっと気が引けます。
蜻蛉池周辺は、なるべく自己解決するように心がけていますが、今年のように手入れが遅れると草がゴミになってしまいます。昨日今日と家から殆ど出ることがありません。これでいいのだろうかと思うのですが、汗をかいたせいか精神的にはちょっと落ち着いています。

蜻蛉池については私のHPのからくり庭園日記をご覧下さい。


何だか忙しかった

2005年07月16日 23時07分21秒 | 偶成
 三連休が始まったもののお盆が終わったのでご先祖様を送り、ホッとするのも束の間、お客様来訪。打ち合わせが長引いて結局13時過ぎに次の用で外に出た。お昼は途中の回転寿司で済ましたが、お皿のカウントが自動的に行われるという省力化に人件費高騰王国への対策の進化に驚いてしまった。面白いけど、これで良いのだろうかと考えさせられた。
ベルトコンベアの寿司を黙々と食べる光景に何だかどこかの工場を見る思いである。
午後の用を済ませて帰宅したら既に17時を回ってしまった。
遅い昼食でお腹も空かない。週末ドタバタして散髪ができなかったので頭が熱くて仕方がない、馴染みの床屋でのんびりと髪を切ることにした。連休初日とあって遊びに出た人が多いのかいつもになく空いている。地元の世間話を楽しんでいるうちに涼しい頭が出来上がった。実は、髪の毛が薄くなると熱が放散されないのか頭の汗が止まらないことが多々ある。やはり髪の毛は重要である。それに怪我しづらいのである。 おっと脱線(汗)
その後駅前のスーパーまで夕食の買い出しを頼まれたので二つ返事で引き受け、重い荷物をぶら下げてご帰還である。
連休初日ゆえの大サービスである。気持ちに余裕があるといつもやるのですけどね。
やっと落ち着き、これを書いているものの既に23時を回っている。趣味も体力作りも出来ずぐったりしてしまっている。
何だか非生産的な文章を書いてしまったが、ご容赦いただきたい。



有田で思い出すこと

2005年07月14日 21時45分13秒 | 佐賀のこと
 ブログ部長がいう変わっている有田といえば焼き物の町ですが、私にとっては祖母や母の育った町で色々思い出深いところです。一番の印象は5月連休の陶器市です。もっとも明治25年生まれの祖母はそんな呼び方はしません。「品評会」というのです。その頃伯父が香蘭社に勤めていて祖母が行くと手元に隠し持っていた掘り出し物を渡してくれていました。その日の収穫物を座敷に広げほくそ笑んでいたばあちゃんの姿を思い出します。もっともその収穫物はたいてい友達に配ってしまい、殆ど我が家に残ることはありませんでした。
 我が家で特別な窯は、辻精磁という皇室向けの磁器を焼いているところです。有田のトンバイ塀通りとして紹介されているお宅です。曾祖父が当時の窯元と友人でその時代のものが幾つか手元にあります。
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実はその窯の伜が東京での呑み仲間というのは奇遇です。今でも皇室の慶事に地元に知られることなく出荷しているようで、ちょっと宣伝が下手くそと思います。県も辻精磁が東京で展示会をやっているとは知らないのが佐賀らしいですね。手元の珠玉を知らずに他所に憧れているのでしょうか。92歳になる現代の当主、14代辻常陸さんもまだお元気で東京までいらっしゃってます。展示会の雰囲気はこの通りです。
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 この窯は佐賀藩の管理外であり、直接京都の禁裏へ納めていたので製品が世の中に流れておらず一般には注目されないのですが恐ろしいほど引き込まれてしまう窯です。でも高い。(笑)
京都の禁裏辺りから掘り起こされる磁器は辻家の献上品が多いと聞いています。
これらは祖母からもらった我が家に伝わる辻君のところの明治初期製品です。皇室向けに焼いた御用品のようです。
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有田のことで書きたいことは山ほどありますが、今日はこのくらいかな。

そうそう、有田の窯元さんは鯨肉が大好きです。白長須鯨の小腸を洗ってボイルした百尋が魚屋さんにゴロゴロと売っていました。これはうまかった。焼き物だけでなく食文化を見直して売り出せばいいと思います。が・・・・・・
それはともかく、辻君、浅草へ鯨食べに行こう。パソコンやってね。(笑)





お盆

2005年07月13日 21時42分11秒 | 偶成
 今日からお盆です。先ほど迎え火をしたところです。以前家族が多かった時代は七人でやった行事でしたけど年寄りが欠け、子供が大きくなり、今夕は三名での行事でした。何となく寂しい気持ちです。
ところで、何で今がお盆という方が多いと思いますが、ここ東京ではお盆は七月なのです。九州育ちの私にもなんだか変な感じでしたが、やっと慣れたところです。熊本市出身のカミさんは七月のお盆なので全く違和感なさそう。
夏休みと重なっている8月お盆が太陰暦の季節感も含めて正しい季節なのかも知れません。

 昔から疑問だったのは、何故お盆が七月と八月分かれたかでした。もちろん江戸から明治に変わる過程でのことと思うのですが、土地土地がどのような理由でその月を選択したのかさっぱり分かりません。ご存じの方はお教えいただきたいものです。必ずしも都会や明治政権に近いところが七月でないというのも大きな疑問です。有田焼で有名な佐賀県の有田も周囲の地域が八月お盆というのに七月お盆なのです。祖母や母が有田なので我が家ではお盆が二度あるような状態で子供の頃は混乱した記憶があります。

それはともかく、お盆の期間は心静かに過ごそうと思います。(汗)


思わぬ修学旅行

2005年07月10日 23時34分33秒 | 交友
 昨日、家の用で京都まで行くことになりました。数日前に急遽決まった予定だったので日帰りのつもりでカミさんと話し合っていました。祇園祭直前とあって宿などきっと取れないに違いない。と思ったものの念のために電話をしたところ京都駅と一体のグランビアに予約できたのです。実は、翌日曜日は北裏運転会の日だったのですが、これをもって断念。
それではと、迷惑を承知で高槻在の後輩に連絡をしておきました。
土曜日、土砂降りの京都で用を済ませ、くたびれて一服していたところへくだんの後輩より電話があり、翌日京都で会えることになりました。まさかお互いにカミさん連れで会えるとは思っておりませんでした。(笑)
ホテルはワンランク良い部屋が空いたので同額で結構ですという運の良さ。

ところで、土地勘の全くない京都では夕食するにも困ります。ホテルで適当にと思っていたのですが、この雨では良いもの食べなければ元気が出ないとカミさんは東京の京都通の友人に連絡し、八坂神社近くの菊乃井で思わぬ夕食になりました。深閑とした部屋に聞こえるのは何と蝉の声、魂を洗われるような心地です。それから3時間にわたる食事に京都の味を噛みしめた次第です。この季節京都はハモ一色のようですが、この日は小型の鮎が絶品と思いました。

 翌日は、思わぬ京都見物となり、案内してくれた樋渡ご夫妻に大感謝です。大徳寺の奥深さ。・・・・・・いつも法事で利用している世田谷・泉仙の本店、お寺の中のお店で精進料理を堪能できました。

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三十三間堂の圧倒される仏像に京都の奥深さを改めて感じました。写真を撮りたかったですね。
その他色々書きたいのですが、頭のメモリが整理できていないようです。

大徳寺納豆で一杯飲みながらこれを書いているところです。
昨晩の菊乃井の女将さんが「何ごともうまく回っていくのは縁おすえ。」といってくれたことを噛みしめております。
京都へ修学旅行したことのなかった私にとっては四十年ぶりの思いがけぬ修学旅行でした。




ライブスティーム

2005年07月07日 21時16分49秒 | ライブスチーム
 ライブスティームと突然云われても何のことか分からない人が多いと思います。実は本物の蒸気で動く模型機関車のことです。国際的に定められた規格があるのでそれに従って作成すれば世界の何処に行っても運転できる次第です。私が楽しんでいるのは一番小さなサイズといわれている1番ゲージです。線路幅は45mmです。縮尺は1/30程度ですが、この辺を議論し始めると熱くなってしまう人が多々いると聞いています。
人を乗せての運転にも憧れますが、物理的制約で諦めています。友人知人にこの大きな機関車で地元の人気者になっている人もいます。地域ボランティアの鏡です。
このクラスは線路幅が89mmや127mmもあって重さは普通の機関車でも30-60kg以上あるようです。それに製造のための旋盤やミーリング盤が必要です。
私のはアスターという会社のキットを作っています。それでも数ヶ月かかる工作です。更に、うまく動かすというのも大変です。キットですら苦労していますから自作は無理です。

 新作は、イギリスの機関車Duchessです。見かけは優美な機関車ですが、エンジンは四気筒という見かけによらない強力なものです。まだ線路で走らせたことがありませんが、北裏鉄道という仲間内の線路で快調に走ってくれることを期待しています。こうご期待(笑)

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初投稿は、ライブスティームを採り上げてみました。これらの製作日記は、HPにまとめていますのでご覧下さい。


さあ、開店です。

2005年07月07日 20時43分50秒 | ブログ
 恐る恐るブログを始めることにしました。Homepageと違いちょっと戸惑いながらスタートしています。
進め方やデザインも少しずつ変更しながら自分のスタイルを作っていこうと思っています。
さてどのようになっていくのか、期待半分不安半分です。
とりあえずは自分のHP「からくり劇場」の補足やご意見頂戴に利用するつもりです。
慣れるまではレスポンスが遅いと思いますが、ご容赦下さい。

                             店主敬白