友人から身内から預かった機関車を直して欲しいといわれ、強制的に送り込まれてうっかりしているうちに1年近くなりそうです。前のご紹介したDuchessが出来たこともあり、あの機関車ならば簡単だと2週間ほど前に分解し、動かなかった原因を突き止めていました。俺は天才だ(笑)などと馬鹿なことを考えていたのです。
さて、送り込まれた機関車は、山口線を今でも走っている国鉄型C57です。アスターの20年ほど前の製品で軸動ポンプを備えていない初期の機関車でした。
ところが写真でも分かるように第一動輪の連結棒のピンが何故かはずれており、車輪全体がロックして動きません。ボイラーやピストンがおかしい様子もありません。この持ち主の方は既に他界され何故この状態かさっぱり分からないそうです。友人の義兄がこれを引き継ぎ、是非直して運転したいという話なので引き受けた次第です。
この程度なら簡単だと思って後回しにしておりましたが、いよいよ夏休みに向け手を付け、原因を判明させた次第です。
第二動輪に長めのピンがあって、これにピストンや弁装置とのリンクが繋がっていることがお分かりかと思います。分解して分かったのはこのピンが回転していたのです。これでは弁装置も狂ってまともには動きません。
きっと弁の位相がずれたに違いない。ピンを止めて弁室を開き、弁調整で治ってくれるだろうと万歳をしてしまいました。
さて、ピントその周辺を清掃用アルコールで何度も洗浄し、くるくる回ることを確認しました。大変だから抜くまでもないだろうと思い、ロックタイトを流し込んで動輪とピンの間隙に入れたつもりです。数時間後、固着を確認、念のために動輪裏をエポキシ樹脂で固め完全を期しました。
1週間後、動輪のみにした車体に連結棒を通し回転することを確認したのですが、修理した側がロックします。そうです原因は全く予想外のことだったのです。ご覧のようにピンが直角ではなく曲がっていたのです。
どうやらアスターに相談してこれを直角にしなければ動かないのです。ということで挫折中です。
依頼したHくん、今しばらくお待ち下さい。(汗)
さて、送り込まれた機関車は、山口線を今でも走っている国鉄型C57です。アスターの20年ほど前の製品で軸動ポンプを備えていない初期の機関車でした。
ところが写真でも分かるように第一動輪の連結棒のピンが何故かはずれており、車輪全体がロックして動きません。ボイラーやピストンがおかしい様子もありません。この持ち主の方は既に他界され何故この状態かさっぱり分からないそうです。友人の義兄がこれを引き継ぎ、是非直して運転したいという話なので引き受けた次第です。
この程度なら簡単だと思って後回しにしておりましたが、いよいよ夏休みに向け手を付け、原因を判明させた次第です。
第二動輪に長めのピンがあって、これにピストンや弁装置とのリンクが繋がっていることがお分かりかと思います。分解して分かったのはこのピンが回転していたのです。これでは弁装置も狂ってまともには動きません。
きっと弁の位相がずれたに違いない。ピンを止めて弁室を開き、弁調整で治ってくれるだろうと万歳をしてしまいました。
さて、ピントその周辺を清掃用アルコールで何度も洗浄し、くるくる回ることを確認しました。大変だから抜くまでもないだろうと思い、ロックタイトを流し込んで動輪とピンの間隙に入れたつもりです。数時間後、固着を確認、念のために動輪裏をエポキシ樹脂で固め完全を期しました。
1週間後、動輪のみにした車体に連結棒を通し回転することを確認したのですが、修理した側がロックします。そうです原因は全く予想外のことだったのです。ご覧のようにピンが直角ではなく曲がっていたのです。
どうやらアスターに相談してこれを直角にしなければ動かないのです。ということで挫折中です。
依頼したHくん、今しばらくお待ち下さい。(汗)