フジテレビの「佐賀のがばいばあちゃん」が武雄市の樋渡市長のブログによれば19.2%(関東) 21.0%(関西)という高視聴率だったとのことです。 私が云うのも変なのですが、ご覧いただいた皆様にお礼申し上げます。 それとともに武雄市民の皆さん、樋渡市長始め関係者の方々の努力のたまものだとと思います。新年早々嬉しい話です。 このドラマの反響については、地元で頑張られた皆さんのブログを是非ご覧下さい。 樋渡市長はじめ、がばい課の森さん、かいぼーさん、牟田さん、naoさん、タケタクさん、もっといらっしゃるかも知れませんが、この間ドラマのことで発信されていた方々です。改めてお祝い申し上げますとともにこれからの展開を期待しております。
さて、このブログも本題から外しっぱなしでした。(汗) がばいばあちゃんも放送が終わったことなのでからくり路線に復帰いたします。お待たせしました。(待っている人は僅かですけど)
ということで昨日からくり模型の火入れ始めをやりました。 まだ手首が心配なので蒸気機関車ではなく、一年前にKさんから到来した定置型蒸気機関です。運転と後片付けが簡単なのでこれを選びました。
しかしながら一年近く飾りものとしていたので運転要領を忘れていました。前回は水を満タン近くにして苦労したので2/3にしましたが、それでも多すぎたようです。大きいボイラーなので燃料一回につき1/2が適量ですね。燃料は固形燃料仕様だったのをメチルアルコールで動かすようにKさんが改造していたので便利です。 さて、圧力が規定値1.5kg/cm2に上がり、加減弁を開くと動くはずなのですが、動きません。 そうだ、このエンジンは熱容量が大きくて暖まるまでが大変なんです。潤滑油給油口を開いて暖機した方が良いと云うことをあとで思い出しました。とはいえしばらく空回しをしていると排気口から凝結水が排出され動き出しました。
模型としては異様に大きい弾み車がカラカラと回っている様に産業革命の原動力の蒸気機関に思いを馳せ、更にはこのような地味な模型をいまだ販売している欧州に物作りの底力を感じました。 蒸気プラント模型が工芸作品として扱われ、実物の蒸気機関車がさりげなく走っている欧米を見ると彼我の差は顕著です。 日本ではこの手のリアルなものでなくバーチャルなゲームや遊びに人気があるのもこの先が気になります。 蒸気機関車を作ったり、真空管アンプを楽しんだり、カメラの修理をやってみたりの手仕事趣味に光が当たり始めてやっと物作り日本の再出発ではないだろうか。とあらぬ事を考えておりました。
ダミーですが、金属球を使った調速機も気持ちよく回ります。この形式のものは蓄音機の中に入っていることをご存じの方も多いと思いますが、このメカニズムはまさにからくり仕掛けの真骨頂であります。風が吹いて桶屋が儲かる的な動きに興味を覚えます。 でも最近目にすることも少なくなりました。 実は子供の頃蓄音機を分解しこの球を取り出したのですが、もちろん元に戻せずに親からこっぴどく叱られたという思い出があります。(汗)
このようなプリミティブな模型は小学生の科学教育に有益かも知れないなと思いましたけど、さていかがなものでしょうか? 火入れ始めであり、新年の夢でもありました。