二日ほど温泉で遊んできました。十数年ぶりに日光へも参詣、おかげさまで「日光を見ずして結構と云うなかれ。」を味わいました。 前回行った時は陽明門の修復工事中で半分しか見なかった記憶があります。 全体的にピカピカになってちょっと驚きました。世界遺産巡りというバスが走り回っていましたが、なんてことはない東照宮近辺を周回するバスのことでした。初めての者にとっては紛らわしいネーミングと思いました。素直な名前を付けた方がいいのではないかなぁー
旧正月真っ只中と合って中国、台湾、韓国からのお客で溢れていました。大袈裟に言えば日本人を見つけるのが大変なくらいでした。400年以上前に作られた建物を見てどのように思っているのでしょうか。家族連れが多くて皆さん楽しそうでした。タクシーの運転手さんによれば建物と雪を見たくて来てる人が多いようです。「明日は台湾からの6名を案内だ。通訳が一緒なので助かるけど、みんな五月蠅いぐらい元気だよ。」とのこと。 底冷えする平日の日光でしたがまずまずの人混みでした。 新宿から直通で2時間、簡単に行けることが分かったので家人も再訪に興味を持ったみたいです。珍しい。(笑)
日陰にはいるとご覧のように先日の雪が残っていました。場所によってはツルツルで滑りそうになる義母を支えての散歩になりました。 これでも数年前までより雪が激減しているようで温暖化のせいかなぁーとは地元の人の言葉です。
厩の鴨居に彫られた三猿。これを今年のモットーにされている酔考さんに携帯から送っておきました。 この彫刻はお猿の人生を彫ったものの一コマであることやっと分かりました。その背景までは見ていなかったのです。見ざるはよくないかも知れません。
前日は、鬼怒川温泉から更に会津方向へ足を延ばした川治温泉に泊まっておりました。この日はJTBから薦められた宿屋伝七という比較的新しい旅館でしたが、ここに珍しく満足。これでもかという量の料理では無く、微妙に満足できるさじ加減に感心しました。 食べる量を気にするメタボ向けです。 まあそれだけのせいではありませんが、平日というのに90%以上入っているという話に感心。泉質は素直な感触です。いい湯でよく暖まりました。 が、一見よく似た武雄温泉のぬるぬるすべすべ感はありませんので泉質では武雄温泉に軍配を上げます。 贔屓ではあありません。武雄の湯の感触にはまだ行き当たったことがありません。 この温泉自体は鬼怒川温泉よりも努力をしているように思いますが、凸凹があるようにも思います。 その中でもこの宿ならまた行ってもいいかなと思った次第です。
宿入り口に流れている湧き水、ペットボトルに汲んで帰路楽しみました。
宿の前を会津西街道(と聞きました)が走っています。会津への道が江戸から主要な地域通って延びているのを此処日光でも認識しました。
この地は野岩(やがん)鉄道の川路湯元駅からすぐですが、この鉄道の先に家人も興味を持ったようでそのうち行ってみるかという気になったようです。ということは公費で未踏線に乗ることが出来るかも知れません。しめしめ、会津まで足を延ばして帰りは蒸気機関車で新潟へ行けそうです。計画を練らねば。(笑)
会津方面からの列車がやってきました。寒さに震えていましたがこれで安心。
同行の二人もほぼ満足してくれたのでホッとしました。私も久しぶりの列車旅に満足、小競り合いはありましたが、引率兼プロデューサとしてまずまずという自己採点となりました。(笑)