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霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

白鳥の舞

2022-01-28 19:59:10 | 自然
 昼過ぎ、免税軽油の申請を終えて帰宅したら雪で覆われた小麦畑の上を
白鳥達が悠然と歩いていた。
 雪の上に餌となるものがある筈もないので、純然たる散歩目的のようだ。

 鳥たちは四六時中餌を求めて行動するものと思っていたが、人間同様に
時には「リラックスタイムが必要」ということか。


    子供の頃から丈夫な歯が自慢で歯医者とは無縁だったが、「老化の進展と
共に歯も弱体化するから年に一回程度は点検すべき」との医者のアドバイス
に素直に従っている。

 今日、その定期点検のつもりで診て貰ったら、治療が必要な虫歯が2本も
見つかった。
 美味しい沢庵を「カリカリと音を立てて食べる歓び」を維持するためにも
虫歯退治に通うことになった。
コメント (2)
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哀れな古狸

2021-12-27 20:49:24 | 自然
    降雪の伴う真冬日が明日まで続く。
 
 人間世界で古狸は「年をとって経験を積み、悪がしこくなった人間」を
指すが、自然界の古狸は、やせ細り毛の一部が剥がれ落ち、気の毒なほど
哀れな姿を曝す。
 
 今年も恍惚気味の古狸が家の前をうろつき始めた。
 追い払おうとしてもヨタヨタしたり転んだりして足許が頼りない。
 今の時期になると毎年のように「死に場」を求めるかのように姿を現し、
春に雪が解けると骸になっている。 
 

 鶏舎の堆肥搬出をスプレッターに直接積み込むつもりだったが、積雪で
田畑への直接散布が困難となったことから、運搬車で近くの畑に仮置きす
ることにした。

 しかし、厳しい寒さに身体が馴染んでいないので、「明日出来ることは
今日するな」の格言に従った。 
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小鹿のバンビ

2021-09-24 18:42:42 | 自然
 朝食時間の少し前、コンバインの準備をしようとしたところ目の前に
突然小鹿が現れて驚き、大きな声を上げてしまった。
 ところが、小鹿の方は別段驚きもせず、また、逃げようともせずに平然
としていた。


 親からはぐれたものと思われるが、あらゆる動物の中で「一番獰猛で恐ろ
しいのは人間である」ことを未だ知らないらしく、直ぐ手の届く距離に近づ
いての接写も可能だった。


 鹿は豆や小麦の葉を食べる有害獣で毎年のように被害を受けているので、
本来は退治したいところだが、小鹿の可愛らしさがそれを許さなかった。
 結局、そのまま居座り周囲の雑草を食べたり寝そべったりして過ごして
いた。


 午後の三時過ぎに「新鮮館おおまち」のHP等を作成している盛岡の
㈱「write a light」の社長と2人のスタッフが取材に訪れ、稲刈り風景や
秘伝畑それに鶏を撮影して行ったが、その時まで居続けチャッカリと
写真にも納まった。
 もしかすると「自然豊かな農村風景」としてHPに掲載されるのかも
しれない。

 春にシベリアに帰り損ねた白鳥が田圃に居座ったことがあったので、
小鹿も数日は居続けるのかと思っていたが、四時過ぎに稲刈りを終えて
戻った時には既に姿を消していた。

 寂しい夜を迎える前に母親が迎えに来たのかもしれない。

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巨木の森

2021-07-08 18:00:09 | 自然

 生産部長が「昨日の温泉が効果があった」と言うので、今日も行くことになった。

 雨が小降りだったので入浴前に「巨木の森」を散策した。

 里山に囲まれた我が家周辺も自然が豊富だが、この森の「空気の清々しさ」は別格だ。

 その空気を吸っただけでも寿命が数年延びるような気がして来る。

 残念ながら、読者諸氏に空気は送れないが「緑のお裾分け」は出来そうだ。

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子鳥達のさえずりを聴きながら

2021-06-01 20:38:15 | 自然

 晩生品種が中心となっている我が家の枝豆栽培は5月下旬から本格化する。

 種蒔きはトラクタ牽引式の播種機を使うので殆ど労力を必要としないが、その後の

防鳥ネット掛けは大きな負担となっている。

   昨日播種を終えた畑のネット掛けを4時半から6時過ぎまで行ったが、途中で

生産部長の体力は「限界」に達していた。

 畑仕事の大部分はトラクタや管理機を使うので、圃場にはエンジン音が鳴り響くのが

常だが、唯一「ネット掛け」だけば静寂の中での作業となる。

 目と鼻の先の欅林で鳴くウグイスやホトトギス等の小鳥たちの鳴き声を聴いて多少たり

とも癒された。

♭ 小鳥たちは何を騒ぐの 甘い果実が欲しいのですか

   誰かと較べる幸せなんて いらない

  あなたの視線が愛しくあれば・・・

                                            (「愛のままで」秋元順子)

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