霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

オーロラ

2024-05-15 20:43:00 | 自然
 それは午後7時直前だった。
 作業日誌の整理を終え冷蔵庫から缶ビールを取り出そうとした際、窓から
驚くほど真っ赤な夕焼けが見えた。
 夕食準備中の妻に「今日の夕焼け凄いよ」と声を掛けたら、ニュースで
オーロラことを知っていたらしく、空を確認することもないまま「東の高い
所から眺めたい」となった。
 慌てて外に飛び出し軽トラを走らせた。
 既にピークは過ぎていたが何とか間に合って真っ赤なオーロラを鑑賞する
ことが出来た。



 就農して間もない当時、東の畑から「真っ赤な夕焼け」を眺めて感動した
ことがあったが、今思い起こしてみるとそれもオーロラだったようだ。
 海外旅行とは無縁の人生でオーロラはTVや映画で観るだけだったので
「望外の歓び」となった。
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純白のアオサギ

2023-04-21 20:53:26 | 自然
 トラクタで田畑を耕しているとカラスやトンビが近寄って来ることが多い
が、今朝はアオサギが三羽も舞い降りて来て驚いた。
   巣立ちしたばかりの幼鳥なのか純白の絹の衣をまとったかのような「美しい白」だった。

 
   アオサギは警戒心が強い鳥なので、いつも遠くで眺めているだけだったが、
怖さ知らずの幼鳥のお陰で間近で見ることが出来た。
 それでも、美しい純白の姿を写真に撮ろうとトラクタを止めドアを開けよう
としたら少し離れた所に移ってしまった。

「いつも見ている鳥と違う種類かも」と思っていたが、トラクタが畑を離れた
後に灰色の羽の親鳥達が加わったのでアオサギと確認できた。
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狸の「姥捨て山」

2023-01-08 20:46:05 | 自然
 周囲の林に生息し夜な夜な活動する狸は、電気柵の隙間から侵入して豆や
トウモロコシに被害をもたらす。
 元気な内は日中に姿を見せることは殆どないが、何故か老衰してヨボヨボ
になると庭に来てうろつき始める。
 野山で餌を得る体力が無くなり、カラス同様に猫のタマが残した餌を狙って
いるのかもしれない。

 (三日前は、近付くと逃げようとしていた)
 
 (今日は近付いても動こうともしなかった)

 日増しに動きが鈍くなり体毛も抜け出し惨めな姿を曝し、いずれ春を迎え
ることなく命が尽きるものと思われるが、「亡骸の後始末」を強いられるの
を避けるため追い払おうとするが、一旦は姿を消しても直ぐ舞い戻って来る。

 このような古狸は、今の季節になると毎年のように現れるので、我が家の
庭は狸の「姥捨て山」になっているのかもしれない。
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北国の春

2022-04-21 21:35:37 | 自然
(川向にある霜後の滝公園の桜)

 (母校赤荻小学校近くの桜。ガードレールの下は川幅3mの照井堰)
 
 (食堂から観た裏の景色。朝の陽光が強過ぎて椿の花が目立たなくなった)

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最強のネズミ対策

2022-03-12 20:41:55 | 自然
 自然の中で暮らすということは不本意ながらもネズミや蛇との共生も覚悟
しなければならない。

 家や倉庫を改築する際、「ネズミが入れない建物に」と棟梁さんに懇願し
てはみたものの、所詮それは無理な注文でしかなかった。
 そもそも、厚い石の壁で囲い鉄の扉で文字通り「鉄壁の守り」となってい
石蔵でさえ、いつの間にかネズミが入り込むぐらいだから「他は推して
るべし」となる。

 それでも、床をウロチョロするネズミは「強力な粘着式ネズミ捕り」で駆逐
することが可能だが、天井に棲みついたネズミを捕獲するのは簡単ではない。

 昔の農家では柱を這い上ったり長押(なげし)に横たわったりしている青大将
を眺めながら食事をするのも稀ではなかったらしい。

 (枯草焼きは順調に進んでいる)
 就農当時、ジイチャンから「青大将を退治してはダメ」と注意されていた
が、蚤の心臓を抱える身としては蛇の姿を見るだけで心筋梗塞の心配
ければならない。
 また、奥様も田畑で蛇と出くわすと悲鳴を上げて「大騒ぎ」となる。

 そんなことから「蛇を見たら退治すべし」を不文律としていたが、それが
ネズミ繁殖の手助けとなっていたようだ。
 今年からは方針を大転換し、マムシを除き「蛇は農業の護り神」として崇
奉ることとしたい。 
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