最近はマナーやルールというものが悪事に利用されるようになったため 形式的手続きを盲目的に信奉していると簡単に騙されてしまうことが増えた
「ご苦労さま」は上から目線だ などというマナー業界のデマを信じ込むことで近頃は全員「お疲れ様」以外他人を労う言葉を使わなくなった
私はこうしたデマに興味がないので うっかり「ご苦労さまです」なんて言おうものなら「アイツは偉そうな奴だ」というレッテルを貼られて排除の対象にされることもしばしばである
自分で自律的に物事を検証し 「考える」ことをしなくなったのは暗記学習をしなくなったこととの因果関係が論理的に説明されておらず 勝手な観念でこじつけているだけである
意識の本質とは 考えることであって 「暗記したら考えられるようになる」根拠の説明がない
宮台真司のように 「若者はダメ」という勝手な決めつけによる観念論の方が大衆からは人気が得られるが それこそが人気を支えている大衆の自発的論理検証性の欠如の証明でもある
いうなれば 宮台の言説は若者に対するヘイトスピーチのようなものに過ぎず 大衆を扇動して人気を得ているだけに過ぎない
近年の若者に限らず ヒト全般において最も問題なのは 「自分で物事を考え検証判断する能力の欠如(無意識性)」であって これは世代に関わらず 宮台の世代なら正しい判断が出来ている統計的証拠もない
イマヌエル:カントの「純粋理性批判」には論理的根拠がなく 哲学でも何でもない単なる妄想ファンタジーに過ぎないことに誰も気づかなかったことにおいても世代間の違いはないのである
生物学における遺伝的進化には選択可能性が存在せず 目的や戦略といった概念は通用しないことに気づかなかったことも世代間の違いはない
科学において批判精神は必要なものであり 疑うことは考える上において重要である
東大学長が入学式の辞で「全てを疑え」と述べたこともある
何にも考えずに教師の言ったことを鵜呑みにしてくれる生徒の方が御しやすいのであろうが それは手抜きであり 殿様商売に過ぎない
宮台って昔はこんな雑なこと言わなかったような気がする
歳とるとみんなこうなっちゃうのかしら
授業が中止になったことを通りすがりの生徒に伝えたのに 他の生徒に伝えなかったことを「気が利かない」とばかりに糾弾しているが
公式な中止情報もなしに授業をすっぽかすわけにもいかない生徒の立場を考えず 自分の過失を生徒になすりつけるのはいかがなものか
今の若者は情報機器でのやりとりに慣れているため ジジイのように口伝てで周知することに慣れていないのかも知れない
それならLINEか何かで一斉通知でもすれば良いのであって そういった情報機器の扱いに慣れていないことを正当化するために特定の生徒を根拠にバカ扱いするのは自己の無能をはぐらかしているだけであって傲慢である
給料を支払って仕事を任せている立場でもなく むしろ生徒から授業料を徴収して教えている立場の教師が生徒を小間使いみたいに扱うべきでもない
宮台真司や私の世代では 生徒は教師よりも「下」みたいな理不尽なマウントをかけられてきたが そうした因習こそが生徒から自発的に物事を検証する意欲を奪ってきたのである
バカはむしろジジイの方が圧倒的に多く 実際に犯罪件数を見ても明らかである
最近の若者は実は犯罪件数が圧倒的に少ないのである
昔ほど暴走族はいないし たまに糞うるさいバイクがいても顔を覗き込むとジジイだったりする
確かにバカみたいな若者というのもいるのだが バカというのはどんな世代にもいるものであって 特定の事例だけ抽出してきて「若者はバカだ」と一括りに差別するのはただの大衆人気のためのヘイトスピーチにしかなっていない
世代に関わらずに「自分で物事を論理客観的に検証判断する能力」の欠如における共通した普遍性のある原因究明と対策が必要であって ヘイトスピーチで満足しても何の応用性もないのである
大量の知識をひけらかして「俺は頭がいいんじゃぁ!」とバカみたいなマウントをかけてくる偏差値だけが高いバカが多すぎるのは盲目的な暗記学習の弊害である
「それさえやっときゃ頭が良くなる」と信じて疑わなかった世代の多数決によって「学力=知能の本質」という根拠のない大衆観念的デマが蔓延したのが大きな要因であろう
物理学の世界では権威も業績も関係なく学生であっても在野のヲヤヂでも自由闊達に意見を述べる風潮がああり 風通しが良いのだが 生物学や哲学になると急に閉鎖的で封建的な体質になってしまう
「体質」というのは その組織を形成する個人によって形作られるものであって 結局は個人の「意識」の欠如によって不毛な因習が無意識に温存され続けることで発揮されるものである
体育会系組織に対して大衆が持っている安心感のようなものを利用すれば 盲目的に誰かに服従することこそが正しいことのように誘導することは簡単である
日大アメフト部のような不祥事も 要するに生徒から自発性を奪った結果として自律的な責任判断よりも指導者の命令に服従することを選んでしまうように陥れることで生じたものである
これは福島第一原発の津波に対する脆弱性放棄も同じ構造である
自己愛性パーソナリティ障害と診断され アチコチの高速道路でアオリ運転をやらかした会社役員 宮崎文夫と重なる
宮崎文夫も同調した同乗者の女性がいたが
宮台真司も同調してくるTweetがある
世代的にも近そうだ
他者の同調が伴うと益々調子に乗ってヘイトスピーチだのアオリ運転だのが加速するのがバカの典型である
自分で自分を止めることができない
独裁や洗脳による紛争への扇動といった 不毛な暴力差別にけしかけることにつながり 洗脳や扇動に簡単に同調してうかれているバカも後を絶たないため ヘイトスピーチのような暴言が人気を得てしまうのである
科学的真理というものは多数決で決定するものではなく あくまで論理客観的根拠に基づき反証主義によって磨かれるものである
何が本当の真実なのかを判別するのは多数決ではなく 個人の自律的な判断選択によらなくてはならない
「若者」とか「韓国人」といった「区別」によって ヘイトスピーチ的暴言でもひけらかしておけば大衆の多くから人気を得ることは むしろ簡単である
これこそがヒトという種の生物の先天的欠陥であり 生物学上の「社会性(統率的協調行動バイアス)」に起因する「人間性の欠陥」の最も大きな要因なのである
先天的本能習性に起因する欠陥は 気分的には間違った行動に暴走しておいた方が安心で満足感を得られる
それは脳の報酬系による「中毒」によるものであり 仏教では「執着」と言う
一度何かの観念に囚われてしまうと その観念に都合の良い「証拠」だけを抽出枚挙してきて論理客観的根拠であるかのように言い張ることで デマや流言であっても多くの衆愚は鵜呑みにしてしまう
自己の主観的気分が良くなる話を 短絡的に「正しい話」だとか「論理的根拠を伴う真理」か何かと錯覚し その錯覚を錯覚だと認識する論理検証性は働かない
学校がブラック企業みたいな授業をしていれば 企業がブラックになるのは必然であろう
誰も何も疑問を持たずに盲目的に組織に迎合するバカしか育たないからだ
学問に限らず組織の閉鎖性や腐敗が進行する原因とは 組織を構成する個人が自律的な判断選択をせずに 特定の「独裁者」の命令だけが正義になってしまうからである
人間としての「目的」とは 社会安全性や持続可能性を追求することであって そのための人材を育成するのが教育機関の真の社会的役割や責任である
社会の何が問題なのかも判断できないようなバカが「社会学者」扱いされているのでは 世の中の問題が悪化するこたあっても改善はしないだろう
疫病がなければテレワークが推進できなかったのも 本当は出来たのに 今までやらなかったからであり その原因は「それまで続けてきた因習」への執着(中毒)によるものである
社員を1か所に集めて 不毛な会議で社員をくさしてでもいれば気分的に安心できるのだろうが それは経営者としては無能という他ない
社会の資源の無駄遣いをして金儲けをしても 大局的にみれば迷惑行為にしかなっていないのである
Ende;