遺伝的進化というものは 結果的に生息環境に適応し 繁殖が継続することに「成功」した個体種への収斂が促されるだけであり
決して都合良く進化を自発的に「選ぶ」ことなどできない
したがって 遺伝的進化の説明において「○○のために進化をした」「○○のために進化を選んだ」といった説明の全ては論理科学的に間違いである
昆虫などの擬態進化において 従来の生物学では「天敵から見つからないように姿を周囲の環境に似せた」などという説明を 当たり前のようにしていたが これが根本的で「典型的な間違い」なのである
こうした遺伝的進化に対する「典型的な間違い」というものは 擬態進化だけにとどまるものではなく あらゆる遺伝的進化において言えることであり 「頭を使ったから脳が肥大した」などという後天的努力の類いは遺伝的進化には影響を及ぼすことはなく 典型的な非科学的デマである
遺伝的進化の過程において遺伝的に新しい個体種の方が脳が大きい傾向性はあるが しかしこれは配偶交配や突然変異によって 脳の容量には個体差が生じ その中で脳がより大きい個体の方が「繁殖の継続」において有利だったとは言えるものの これは後天的努力とは無関係なものである
無差別殺人犯の脳容積が小さい傾向もみられず 学習障害のような傾向もないにも関わらず 国立大学出身のロシアの大統領や 東大医学部の学生によるテロが行われることからも 別に「脳が大きければ頭が良い」とか 「学力偏差値が高ければ頭が良い」という単純なものではない
学力偏差値という基準は 極めて一面的能力を測ることにしかならず しかも学力成績という他者から与えられる抽象化された「脳への報酬」だけが目的になってしまえば 間違ったことを教えられても全く気づかず 教えられた内容の中に論理整合性の欠落があっても全く認識しようともせず ただ漫然と鵜呑みにして知識の「量」だけをひけらかして「俺様は頭が良いんだ」などと勝手に勘違いしているバカが大半である
遺伝的進化というものが都合良く選ぶことが出来ないこと 生物学上における「社会性(封建的序列順位による統率的協調性)」というものを短絡的に「人間としての社会性」と混同していたことを 現状の生物学権威の大半は訂正や周知徹底を怠り あたかも以前から知っていたかのようにはぐらかして国民をおちょくっているのである
国民も国民で 遺伝的進化という自然現象に対する盲目的安心感を抱き 遺伝的進化さえすればあらゆる問題が解決するかのような万能なものであるかのような勝手な解釈をこじつけ 生物学権威共のデマや嘘までをも鵜呑みにしておいて何とも「思って」いないのである
未だにNHKでは「○○のために進化を選んだ」などという説明をしており 遺伝的進化に対する「典型的な間違い」を全く理解していないバカ制作者が大半を占めているのである
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11億もの研究費不正流用をやらかした松沢哲郎は 私が「生物学上の社会性は 人間としての社会性を伴うわけではなく 全く別次元のものである」と主張したことに対し 根拠も示さずに「チンパンジーの先天的行動習性から人間としての社会性を立証できるかも知れない」などと言い出し マスコミ各局はこれを鵜呑みにして満足し 「立証できたら素晴らしいですね」などと称賛し その上文化功労賞まで獲得しているのである
国民をバカにするにも程がある
まあ 実際にバカなんだが
チンパンジーを鋼鉄製の檻に閉じ込め その中でどのような行動を採ったとしたら人間としての社会性の立証になると言えるのであろうか
たとえばチンパンジーの代わりにプーチンを鋼鉄製の檻に閉じ込め プーチンがどのような行動を採ったとしたらプーチンの人間性の立証になると言えるのであろうか
ウクライナ市民を虐殺したロシア兵でも構わない 彼らがどのような行動を採ったとしたら彼らの人間性の立証になると言えるのであろうか
たとえ如何なる行動を採ったとしても 既に行われた虐殺行為を反証することなど原理的に不可能なのである
たとえ残虐な虐殺行為を行っていないヒトで検証したとしても それがロシア兵も含む「ヒト」の非人間性の反証になどなりようがないのである
ヒトという種の生物にも 他の社会性動物同様に統率的協調行動は見られるが 特定集団内部での利他的行動だけを どんなに大量に抽出枚挙してきても それが「自律的な社会的責任判断選択能力」の立証になどならない
振り込め詐欺師が仲間内で利益供与をしたとしても それが「振り込め詐欺師の人間性の立証」になどならないのである
残虐なゲリラやロシア軍兵士の群れの中においても同じことであり 仲間内での協調性をどんなに抽出してきてもゲリラやロシア軍兵士の人間性の立証になどなろうはずがないのである
山極寿一は「ヒトには必ず先天的な人間性が組み込まれているはずだ」などという これまた論理的根拠のない身勝手な予測を提示し 衆愚人気を集めていたが
その一方では「安倍政権は忖度だらけでゴリラと一緒だ」などと言い出す始末である
忖度というゴリラにも見られる本能的習性に 人間性が伴うのか 伴わないのか その論理整合性というものが山極の主張には著しく欠けているのであり 言っている内容が支離滅裂でその場限りのウケ狙いでしかものを言っていないのである
リチャード:ドーキンスあたりから衆愚人気を集めている「先天的本能習性としての人間性の可能性」という話は 実際には特定条件下にのみ見られる衆人環視下や仲間同士での忖度や偽善であることを否定できないのである
特定条件下においてのみしか発揮されない利他行動では 他の条件下において発揮されない可能性が否定できず これは人間としての社会性 すなはち「個人が自律的な社会的責任を負う」ことの立証には全くあてはまらないのである
山極は「戦争をしているのは人類のごく一部だということを知れば戦争はなくなる」などとも主張していたが これもまた論理的根拠の全くない身勝手な決めつけによる衆愚迎合に過ぎず 科学者としての社会的発言責任を全く負うつもりがないペテンも甚だしい
大衆やマスコミの大多数は こうした根拠のないデマであっても学術権威の肩書さえあれば簡単に鵜呑みにし 疑うことを一切しないバカでもある
スタンレー:ミルグラムによる服従心理実験では ヒトには権威と見なした相手の命令に唯々諾々と服従し 他人に危害を加えてしまう性質が存在することを立証している
この実験の被験者達は あくまで「普通の一般人」や学生であり 「普通のヒト」に普遍的に見られる性質として立証しているのである
ヒトは産まれてくれば初期的には子供であるため 子供は親に服従し 盲目的に信頼しようとする習性があり この盲目的信頼や服従性というものが 血縁続柄を超えて「王」や「学術」といった権威への盲目的服従対象の転移が生じることにより 封建的順位序列に基づいた統率的協調性として発揮されるものでもある
統率的協調性というものは 一人ではできないような「大きな力」として発揮することも可能だが 「力の大きさ」だけでは人間性としての優位性の論拠にはならない
なぜなら 戦争で弱者を殲滅し環境資源の奪い合い競争に勝ち抜くこともまた 統率的協調性による「大きな力」によるものであるからだ
文明の発達や 人口増加による経済規模や利益の拡大には良い面もあるとは言えるものの それが原因で地球環境を破壊してしまい 自滅の可能性という負の側面も作り出している以上は全面的に「良いこと」だとは言い切れないのである
地球環境資源を食い尽くす程の異常繁殖のことを「繁栄」などと称して全面的に「良いこと」であるかのように形容する者は多いが これは衆愚迎合(ウケ狙い)的デマでしかない
大衆の多くやマスコミは 都合の良い一面的側面だけを採り上げて人間としての優位性であるかのような勝手な解釈をしたがるものだが それは何も考えていないバカが気分的に安心満足するためだけの「信じたい話」でしかなく 論理客観性を欠いた身勝手な解釈でしかないのである
大衆の多くは主観的に気分が良くなる「信じたい話」ばかりを信じようとし ほとんど誰も論理客観的に「信じるに価する話」かどうかは検証しないものである
ロシア国民の大半がプーチン政権を信用しているのと同じように ヒトの大半は生物学権威や哲学権威の肩書を持った者の主張には誰も疑問を持たず 何の批判精神もなく唯々諾々と鵜呑みにするバカである
長谷川眞理子は 私の優生学に対する論理反証に対して 「チャールズ:ダーウィンは人道主義者だった」などという関係のない話ではぐらかし しかも「○○のために進化を選んだのよ」などという支離滅裂な「説明」をも平気でする二枚舌(嘘つき)なのである
更科功もチャールズ:ダーウィンによる自然選択説に基づき 「進化には目的がない」という説明をした直後に「生物は生きることだけが目的」だの「生きるために生きている」だの 終いには「生きているだけでも立派なものなのだ」などという個人的主観まで混同させて従来の遺伝的進化の説明の間違いをはぐらかしているのである
現状の生物学界というのは論理整合性のない支離滅裂な話で大衆の脳を撹乱し 「立派」などという主観的形容詞を持ち出して衆愚人気を集めるだけのバカの集まりに過ぎない
バカがバカを騙して何が真理なのかを誰も理解認識していないカオスな状態だからこそ ヒトという種の生物の先天的危険性が認識されず 銃乱射事件や紛争虐殺が一向に止められないのである
本来ならば 「科学の帝王」である哲学が生物学界の支離滅裂さを指摘しなければならない立場でありながら 未だにイマヌエル:カントの「純粋理性批判」を「近代哲学の最高峰」などと称して称賛し 「世界は存在しない」だの「時間は無限に分割すればなくなる」だのと荒唐無稽なオカルトに過ぎぬマルクス:ガブリエルなんぞが学術権威に居座っているという大失態をやらかし続けているのである
生物学界と哲学界による こうした組織的腐敗というものは 科学や哲学に限らず 人類に対する冒涜とも言えるものである
マスコミもマスコミで 大衆と同様に気分的安心満足に溺れて何の批判精神も持たず ただ漫然と無意識に学術権威の肩書の主張を唯々諾々と鵜呑みにし 呆然と垂れ流し続けているというのは マスコミとしての社会的役割を放棄しており 無責任にも程がある
その上NHKは受信料まで払えと主張する
頭がおかしいだろ
公共的な放送だと言うのであれば 嘘や間違いは徹底的に訂正周知しなければおかしいのであって 公共水道に喩えれば「糞を水道に流して金をよこせと言っている」ようなものである
有り難がって糞を平気で飲んでいる国民も頭がおかしい
Ende;