簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

バス転換場

2009-02-20 | Weblog
寒い冬の朝、何も無い吹きっさらしのバス停に、背中を丸めた老婆が寒そうにバスを待っている。
その前を何台ものマイカーが通り過ぎていく。

このバス停のすこし先にバスの方向転換場があり、バスが一台待機しているのが見えるが、運転席にドライバーの姿は確認できない。
座席に下がって休憩をしているのか、はたまた車内の清掃をしているのかは定かではないがバスの発車時刻までにはまだ間が有るらしい。

車での通りがかり眼にした光景である。
こんな寒い日に、あの老婆はあの場所で後どれぐらい待つのであろうか、他人事ながら気の毒で心配になる。

心情的にはドライバーが気を利かせ、早くバスに乗せてあげれば・・・と思う。
バス停は、道路から退避できる造りになっているのだから、多少早くバス停に横付けしたからと言って、交通の妨げにはならない筈だ。
時間調整なら、バス停でも出来るではないか。
それとも何か規則が有って、決められた時間にならないとバスを動かすことは出来ないのであろうか。

寒い中で、バスを待つのは辛いものだ。
まして乗ろうとしているバスが、すぐ目の前に見えているのだから・・・。


コメント
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