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簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

おとしもの

2009-02-27 | Weblog
仕事先で財布を拾った。
色・形状から察するに小学校高学年から中学生位の女の子のものと思われる。
現金は入ってはいない。
拾った誰かが現金だけ抜いて、財布は捨てていったものなのか、そこん処は定かでは無い。
カードが数枚、その内の一枚は県立図書館の貸し出しカードで、裏に本人のものと思われる署名が有る。

これなら簡単に持ち主が分かると、電話帳を繰って県立図書館の番号を探しながらふと思った。
「個人情報の保護とやらで、住所・連絡先は教えてはくれないだろう」と。

捜すのを止め、夕方近くの交番に届け出た。
書類を書きながら交番のお巡りさんも同じ事を言っていた。

何日かして警察から一枚の葉書が届いた。
免許の更新にはまだ間が有るはずだし、警察に心当たりは無い。
訝りながら裏を返すと「拾得物件返還通知書」とある。

「あなたが平成○年○月○日拾得届出されました物件(財布)は、落とし主が判明し平成○年○月○日に返還することが出来ましたのでお知らせします。」と書かれていた。

あのときの財布が持ち主に届いたのだ。
しかも日付を見るとその翌日に届いたことになっている。
さすが警察だ、事が早い。

何時ものバスを乗遅れてまで届けた甲斐があったのだ。
先ずは良かった、良かった。


コメント
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