簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

バリ島旅行記 機内にて

2009-08-25 | Weblog
機は順調な飛行を続けている。
窓の外は雲の向こうに沈む太陽が真っ赤に燃えている。



ドリンクサービスのウイスキーを飲み終える頃、機内食による夕食が始まった。
ビールを飲みながら、親子どんぶりを楽しむ。
当初は、気分が悪くなって、機内では何も食べられないのではないかと危惧していたが
全く心配する事は無かった。
ウイスキーを飲み、機内食を食べ、ビールを飲み、更にその後、りんごジュースとコーヒーを
飲み、持ち込んだスナック菓子をつまみ・・・・。
離陸してから此方、口だけは休んでいないので有る。
あの心配は一体何だったンだろうか?



 【写真:機内より日没を見ながら】

すっかり寛いでいると突然シートベルト着用のサインが点灯し機長のアナウンスが流れる。
「機は只今フィリピンの上空を通過中」
「この先に非常に発達した雲があり、その中を通過するとき機体が揺れる恐れが有る」
と言う。
「出来るだけ揺れないように安全なルートを通るので心配は要らない。
15分から20分ほどで通過できるであろう」
と告げ放送は終わった。
客室乗務員が慌ただしく座席を廻り、乗客のベルトをチェックして周り、やがて自らも席につき揺れに備える。

やがて機体が小刻みに揺れだした。
ビリビリトした揺れが絶え間なく伝わってくる。
時折、機が少し落ちているのではないかと思えるような不快感も有る。
このとき、ふと先日事故の起きたフランス航空機の事が頭をよぎる。
いやいやそんなことは無い。
不吉な妄想を断ち切ろうと、取り留めの無い会話を家人と続け気を紛らわせる。

幸い大きな揺れも無く、15分ほどしてシートベルト着用のサインは消灯した。
乗客も安堵したのか、トイレに経つ姿が続く。
正面のモニターには、あと2時間半ほどでデンパサール空港に到着すると表示が出た。(続)

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