「馬場村にあり。此の所 木曽義仲戦死の地也 仏堂に牌あり」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/8d/3994268a327370735ca0cefc493bebea.jpg)
鋸の歯のようにギザギザと小刻みに折れ曲がり、木下町から西の庄を
経て馬場町に入り250m程行くと、有名な「義仲寺」が有る。
平安時代末期、この地で死を遂げた木曽義仲を、側室であった巴御前
が供養したことに由来する寺で、境内には義仲の墓と供に、巴御前の塚
も残されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/1b/3231ff967dee461b2c6f3e2cf6baf5de.jpg)
正式には、「天台宗朝日山義仲寺」と言うが、創建は明らかでは無い。
近江守護の佐々木六角が、室町時代末期に建立したといわれている。
一説には、義仲はこの地に葬られたがその数年後、一人の美しい尼が
草庵を結び住み着いて、その霊を弔っていた。
里人が名を問うと、「われは 名も無き女性」と答えるのみで有った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/08/ddf19107bdae734e938541156e4af7b7.jpg)
その為何時しか「無名庵(むみょうあん)」と呼ばれるようになった
が、後に巴御前が義仲を弔い住んだ庵と知れると、別名、巴寺とも木曽
寺とも言われるようになる。
鎌倉後期の文献には既に現われる様になるが、今日のように「義仲寺
(ぎちゅうじ)」と呼ばれるのは、弘安の頃(1278~88)かららしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/98/05e769950fc607a13958bc7f287caf29.jpg)
有名な寺の割りには、こじんまりと小さくまとまった寺だ。
街道に面して瓦葺白壁の塀を巡らし、その中央に小さな山門を構え、脇
には一本の柳の大木が象徴的に植えられている。
柳の根元には、「史跡 義仲寺境内」と彫られた石柱を始め、何本も
の石柱や燈籠が立てられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/32/764fbccca8d23154f55ff2cbfaf84eaa.jpg)
本堂の朝日堂(ちょうじつどう)や翁堂(おきなどう)、無名庵(む
みょうあん)、文庫などが立ち並ぶ境内全域は、昭和42(1967)年に国
の史跡に指定されていて、拝観は有料である。(続)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/d2/14c3e7d609cc77958a735a5bb9d9794c.jpg)
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鋸の歯のようにギザギザと小刻みに折れ曲がり、木下町から西の庄を
経て馬場町に入り250m程行くと、有名な「義仲寺」が有る。
平安時代末期、この地で死を遂げた木曽義仲を、側室であった巴御前
が供養したことに由来する寺で、境内には義仲の墓と供に、巴御前の塚
も残されている。
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正式には、「天台宗朝日山義仲寺」と言うが、創建は明らかでは無い。
近江守護の佐々木六角が、室町時代末期に建立したといわれている。
一説には、義仲はこの地に葬られたがその数年後、一人の美しい尼が
草庵を結び住み着いて、その霊を弔っていた。
里人が名を問うと、「われは 名も無き女性」と答えるのみで有った。
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その為何時しか「無名庵(むみょうあん)」と呼ばれるようになった
が、後に巴御前が義仲を弔い住んだ庵と知れると、別名、巴寺とも木曽
寺とも言われるようになる。
鎌倉後期の文献には既に現われる様になるが、今日のように「義仲寺
(ぎちゅうじ)」と呼ばれるのは、弘安の頃(1278~88)かららしい。
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有名な寺の割りには、こじんまりと小さくまとまった寺だ。
街道に面して瓦葺白壁の塀を巡らし、その中央に小さな山門を構え、脇
には一本の柳の大木が象徴的に植えられている。
柳の根元には、「史跡 義仲寺境内」と彫られた石柱を始め、何本も
の石柱や燈籠が立てられている。
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本堂の朝日堂(ちょうじつどう)や翁堂(おきなどう)、無名庵(む
みょうあん)、文庫などが立ち並ぶ境内全域は、昭和42(1967)年に国
の史跡に指定されていて、拝観は有料である。(続)
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