簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

三セク化 (JR全線乗潰しの旅)

2015-06-22 | Weblog
 上越線は、群馬県の高崎と新潟県の宮内を結ぶ、わが国屈指の山岳路線である。
途中の越後湯沢や浦佐では、ほぼ併走する上越新幹線とも接続するせいか、普通
列車の便はお世辞にも良いとは言えない路線だ。



 高崎から出発する下り列車は、そのほとんどが途中の水上までの運行で、先に
行くにはここで乗り換えることに成る。この先は越後湯沢を経て、宮内の一つ先、
信越本線の長岡が終着駅となるが、一部の列車はそのまま信越本線を経由して
新潟まで乗り入れている。



 上り列車も新潟始発が僅かながら有るが、その始発駅は殆どが長岡となり、多く
は越後湯沢までの運行となる。
その先の国境区間、越後湯沢と水上間の本数は激減し、一日に数本しか走らない。
朝夕こそ二三本あるものの、昼間の時間帯は臨時列車を除けば、一往復しかない。





 それでもこれで「結構」としなければいけない路線なのだ。
これまでJRは新幹線が開業すると、並走する路線の多くを手放し、営業を第三セ
クターに委ねると言う事を繰り返してきた。



 東北本線の盛岡から青森の間、長野(北陸)新幹線の軽井沢から篠ノ井間を初め、
今年に入っては金沢から糸魚川の間が三セク化されたのは記憶に新しい。
 新幹線開業で沸き立つ地元などの模様を華々しくマスコミなどが取り上げる陰で、
あまり話題に上ることも無く、第三セクター会社が立ち上がっている。



 三セク化で残されるならまだ良い方で、信越本線の横川と軽井沢間に至っては、
新幹線の開業に合わせ廃止されてしまった。(続)
(写真:上越線沿線 本文とは無関係)




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