簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

四国遍路 第一番 霊山寺

2009-03-13 | Weblog
先ずは腹ごしらえ。
四国に来たのだ。ここはうどんしか無いだろう。門前のうどん屋に飛び込む。
これから先、何キロも歩く身に、うどん腹では何となく心もとない気がしないでも無いが・・。

腹具合も落ち着き、山門脇の遍路用具店で、遍路用品を求める。
幾ら信仰心よりも観光とは言え、歩き遍路として、有る程度の体裁は整える必要がある。
四国を歩くのだ。やはり歩き遍路と一目で分かる服装は最低限しておきたい。

「弘法大師の化身」ともされる“金剛杖”と、遍路のシンボル“白衣”は外せない。
“金剛杖”は随分と種類も多く目移りする。
“納経掛軸”に心が動かされるが先ずは財布との相談だ。
“菅笠”や“輪袈裟”は大仰になるし、“頭陀袋”は多少邪魔になるだろうから・・・などと、値札を見ながらの品定めも結構楽しいものだ。
“線香”と “ローソク”は持参したからいらない。
後は、“納め札”、"納経帖”などを揃えれば何処から見ても立派なお遍路である。

初めての白衣に多少の気恥ずかしさは有るが、回りを見れば大勢いるし、これから先、歩き遍路として一目でわかるための必需品と有れば肝も据わる。
のりの効いた白衣に身を包み、“金剛杖”を手に本堂の前に立ち、静かに手を合わせる。
いよいよ”お四国”、歩き遍路の始まりだ。道中の無事、家族の無病息災を祈る。

【写真:第一番札所 霊山寺】

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