2015年12月26日 山口県
旧目加田家住宅 2015 重要文化財
山口県岩国市
「目加田家住宅」 (めかたけじゅうたく) は江戸時代中期の18世紀中頃に建てられた中流武家屋敷です。岩国の武家屋敷は、錦川の氾濫に備えて二階建てが多かったようです。目加田家住宅も二階建てですが、表側は大屋根としてあり、一見して平屋に見えます。これは藩主が通る際に見下ろすことがないように配慮したものと言われています。入母屋造りの建物は、簡素ながら端正な構造で、250年を経た現在も当時の武家屋敷形式をよく伝えており、1974年 (昭和49年) に国の重要文化財に指定されています。特徴ある両袖瓦 (りょうそでがわら) と平瓦を使用した二平葺き (にひらぶき) は岩国の瓦師が考案したと言われ、岩国城下町に見られた地方色です。








cosmophantom