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まず、ヒンドゥー教とは何か?
これが難しい。
そもそもヒンドゥー教には経典が無い。
開祖もいない。組織的な教団も無い。
「ヒンドゥー教を定義することは不可能である。」
これはインドの初代首相ネルーの言葉である。
5000年の歳月をかけて現代に至ったヒンドゥー教は、
宗教と言うよりインドの文化、社会制度、風習であり、
インドそのものであると言っても過言ではない。
生まれながらにして持っているもの・・・
つまりインド人として生まれた事自体が、
ヒンドゥー教であるのだ。
バラモン教がそのルーツと言われるが、
これにそれぞれの地方の土着神が混じり、
仏教やジャイナ教を交えて現在に至っている。
経典:ヴェーダは尊重されてはいるが、
内容はすでにかけ離れたものである。
インドの人口のの約80%強が、ヒンドゥー教徒である。
ヒンドゥー教の神様については次回。